2003年 映画の感想 その1

これぞ、ハリウッド映画。ハイテンションのまま突っ切れ！という感じ。海外で観たので、英語のみでしたが、意味が分からなくても、難なく楽しめました。

ともかく3人がこれでもか、これでもかと動き回り、あっという間に終わってしまいます。テンポもいいし。
セクシーなシーンもいくつかあって見物ですかね。
ただちょっと3人に年が伺えるのが、残念なところ。キャメロンは、顔の皺が気になります。次は総取っ替えしたほうがよくない？

久々のレオナルド・ディカプリオですよね。「ビーチ」以来の作品でしょう！？もともとは、1年前に公開予定だったらしいですが。。。

3時間近くの大作ですが、飽きさせないのは立派です。よう作った。ディカプリオも頑張っております。

ただ致命的なのは、普通の日本人はニューヨークの歴史なんて知らないので、いまいちよく分からない事がいくつかあった。
要はギャングって暴力団なのかしら、日本で言えば、任侠ものなの、この映画？

最後に、キャメロン・ディアスは要らないんじゃなの？全く目立っていないよ。

かなり個人的な着眼点から行くと、クレア・デーンズ、日本復帰第1弾！やったぜ、おめでとう。
最近は、あまり見かけなかったけど、彼女は学業に専念していたので、スクリーンから離れていたのでした。
この夏には、「ターミネーター3」もあるから、そちらも要チェックです。
今回は、あまりにちょい役で悲しすぎます。

さて内容はというと、時を翔る「マグノリア」みたいな感じの映画です。死がテーマなのかしら、全体的に暗く重い。観ている人の 心を沈ませる映画です。
まあ何と言っても、主演の3人の演技は非常によいので、それを目的にみてはいかが？

勢いで結婚してみたけど、新婚旅行で大げんかしてしまう二人の運命は。。。まだ日本では公開していないですね。

構成が面白くて、まずけんかして帰ってきたところのシーンがあって、その後に回想として新婚旅行のシーンが描かれる。 ここのシーンが映画のほとんどを占めていて、想像の通り、最後はハッピーエンドで終わります。
ここまで、ストーリーをばらしていいと思ったのは、この映画は、新婚旅行のオモシロおかしいシーンが全てだと思うからです。 構成上、新婚旅行がどうなるのかは、観客はすでに分かっているわけで、どう繋ぐのかと思ってみていたが、 ぎりぎり繋ぎきったと言う感じでした。

夫役のアシュトン・カッチャーはかっこいいね〜。

戦争に巻き込まれたピアニストの姿を描いた映画。これって、実話？

ユダヤ人のピアニストが、命からがら生き延びた姿を忠実に、忠実に描いていて、映像に重みがある。 ありがちな残酷なシーンがないせいもあって、現実味を帯びている。
映画に食い入って見ていれば、最後のピアノの音色は、彼の辿ってきた運命を背景に感じれるはずだ。

飛行機見たわけなんですが、かなり集中してみる事が出来ました。

S.F.に行く飛行機で見た映画です。色々と賞を取った話題作ですね。 ミュージカルちっくな感じで初めて見るタイプの映画だが、わたしには合わなかった。
日本人だからか、観てると、レニー・ゼルウィガーとリチャード・ギアがいまいちな感じがするんだなぁ。 黒髪のキャサリン・ゼタ＝ジョーンズはセクシーでいい。
話題になるほど、面白いか？って感じなんだけど、どうでしょ。

ついに、ハン・ソッキュがスクリーンに帰ってきました。

ハン・ソッキュの演技は、相変わらず、うまいが、いかんせん映画として盛り上がりに欠けてしまっている。
観客の思った通りのストーリー展開で、何もな〜く終わってしまう。。。少しはアクションとか取り入れれば、 映画として華やいだ気がするのに。
それとコ・ソヨンの演技は、今一つだなあ。「エンジェル・スノー」と時とほとんど変わってない気がする。。。美人だけどね。

残念ながら、内容が重すぎて、大コケしそうな映画である。

あのハリーポッターを私も観てみました。正直、あまり興味のない分野の映画なので、冷静に観る事が出来ました。
前作を観ていない私には、彼女の解説抜きではチンプンカンプンだったと思います。全く説明的なシーンはないのね。

2時間半の長編にも関わらず、飽きないのはさすがだが、話が、これでもか！といわんばかりにご都合主義的に進んでいくのは、ちょっと？ やっぱりお子様向けなの！？多分、原作をそのままに作ったんだろうね。小説だと気付かないあらが、映像になって顕在化したのかも。 最後の拍手喝采も意味が良く分からん。

エッチなシーンは微塵もないし、小さな子供に観せるには最適でしょう。

典型的なアメリカの学園ものドラマ。不細工だった彼女が美人になって、最後にはハッピーエンドというやつ。

わたし、こういうの好きなんですわ。定番のラブストーリーものは、ハッピーエンドだし、ロマンチックだし。
レイチェル・リー・クックは、かわいすぎて、不細工メイクが効いてません。（笑）
軽めの映画を見たい人は、是非。

ついに、続編登場です。何が違うと言われると分からないのだが、期待していたのとは、ホント微妙に違う気がした。カーアクションのシーンは最高だし、 あいかわらずCGはイケてるのだけど、何なのでしょう、なんか違うんだよね。
若干、長い気もした。レボリューションが待っているだけに、それへの序章でもあるわけで、お手の内は全部はお見せできませんといったところか？

下手に先入観を持たずに観た方がよいかもしれません。

微妙な映画だ。ホラー映画と思いきや、そんなこともない。いい話なんだな、一応。
ネタばれしてしまうので、詳細は書かないが、ホラー映画だと思って観ていた人には、意外な結末かもしれない。
全体的に「暗く」て、観てる人は、重い気持ちになる。

主演のニコール・キッドマンは、妖しげでいいが、プロデューサーにトム・クルーズの名前があるのは何故でしょ？

1995年製作の韓国映画。私が観た中では、一番古い映画です。新潟のレンタルビデオ屋にもあるとは、驚きだが。。。

過食症と拒食症の女性二人の苦悩が描かれるサスペンス（だろう）。
なかなか練ってあって、観れなくはないんだが、映像がどうも古い感じがしてダメだ。10年も経っていないはずなのだが、 登場人物の洋服とかが、20年前くらいの雰囲気なのは、何故なんだろうか？
韓国映画ファンなら、観ておいてもいいかも。

ブームを巻き起こし、DVD普及に一役買ったと思われるこの「マトリックス」。続編が始まる前に、もう一度観ておきました。

やはり映像は、各所で真似され続けているように、革命的だと思われる。今観ても古さを感じない。
皮肉な話だが、低迷していたキアヌ・リーブスにとって、ネオ役はぴったしだったのでは？頼りなさ加減がいいよね。
続編が楽しみです。

4人組の主人公が、暇なのでガスステーションを襲う狂乱な夜のお話。ハッキリ言って、内容はどうでも映画だが、 適当に作られているわけではないので楽しめます。まあ、みどころは出演者だろう。
「美術館の隣の動物園」のイ・ソンジェ、本作品がブレイクのきっかけになった「春の日は過ぎゆく」のユ・ジテ、 「友へ / チング」のユ・オソンと、蒼々たるメンバーでおバカ映画を作っている。
特にイ・ソンジェは、「美術館の隣の動物園」とは全く違って、寡黙な青年を好演しており、新たな一面を見れる。

韓国映画ファンは、観ておいて損はないでしょう。

韓国映画が続いていますが、まだもう1本ありますので、しばしお付き合いを。。。

キャストは、「JSA」のイ・ヨンエと「インタビュー」のイ・ジョンジェという超豪華な顔合わせであるが、個人的には、二人の出演した映画を見た限りでは、 あまりうまいとは言えない気がするが、今回はそういう印象はなかった。
途中までは普通に観てられるが、妻のジョンヨンの病気のことをヨンギ が知った辺りからは、もう涙々の連続。なんなんだ、これは、涙が止まらないぞ。 韓国映画は、悲しい映画を作らせたらやばいですね。

全体的に見て、ちょっと？と思うシーンもあるけど、そんなのは無視していいんじゃない！？素直に観ましょう。
マイナーな映画だけに、映画館で観れた人はラッキーですね。

これは衝撃的と言うか、うーん、わたしには猥褻ビデオとしての印象が強いです。
全編に渡って、ソフトSMが繰り広げられる。会って早々にアナルセックスをしてしまい、 それからはどんどん行為がエスカレートしていく。

ただ、Yの変わっていく姿は、感動的ではある。観る人を非常に映画ではあるがどうでしょうか？

韓国発の潜水艇もの。ユリョンとは、幽霊のことなのだけど、ホラー映画ではありません。

韓国が手に入れた原子力潜水艦を、色々あって202が乗っ取ってしまい、 日本攻撃を企てるというお話。それを一人で阻止しようとするのが、主人公になります。
正直言って、あまり現実感がないお話で、つかみが悪い。韓国が日本を攻撃するメリットはどう考えてもないだろう。 今の世の中は、基本的には戦争はしないほうがアメリカ以外は得策でしょうて。

韓国発のホラー映画。携帯を使った「リング」という感じのお話。ただ途中からは、サスペンスものに変化するのが不思議なところだが。。。
どちらかというと、怖いというより、驚きでびっくりする。
わたしは、あまりホラー映画は観ないので、これだけ怖ければ充分です。あと、子役ウン・ソウの演技には、脱帽だぞ。

わたしとしては、あれだけびっくりさせられて、コリアン美人のハ・ジウォンとキム・ユミを見せてもらえれば満足です。

「八月のクリスマス」のホ・ジノ監督の２作目。にいがた国際映画祭で、観てきましたが、 最後に、監督のトークショーがあったので、その様子を含めて、感想を書きます。

この映画タイトルは、春という素晴らしい季節もいずれは過ぎ去ってしまうことを、恋愛にかけているわけです。つまり、始めは永遠に続くと思った愛も、 いつかは壊れてなくなってしまう、そんな切ない様子を描いた作品です。
結局ふられてしまうウンス役にユ・ジテ 、振り回すサンウ役には、「JSA」のイ・ヨンエ が配役されています。こういったトップスターを起用するわけは、 監督曰く、「私の撮る映画は、重くて商業的な内容ではないので、役者だけも商業的にしておきたい。」 とのことでした。
実は、当初サンウ役には、シム・ウナが予定されていたとの話もあります。

ホ・ジノ監督ワールドは、この映画でもいかんなく発揮されていて、本人も言っていましたが、小津安二郎 監督の影響が見受けられます。

映像がさわやかなので、「八月のクリスマス」ほど重くは感じない。ただ致命的なのは、サンウの心移りをする際の葛藤が描かれていないので、 ただの悪女に見えてしまう。監督は、そういう理由も分からない別れを描きたかったようだが、ここは、サンウ側の心理描写をもっと深くすることで、 映画に深みが増したのではないかと思い、残念だ。

最後に桜並木の下で、二人は本当のお別れをするのですが、そのシーンだけでも見る価値はあると思う。非常に映像がきれいです。

（2度目を見たので、追記。）
ビデオで借りてきて、部屋を暗くして、真剣に観てみました。すると、この映画に対する印象が少し変わりました。
前に観た時は、一応、恋愛映画だと思っていたのだが、どうも間違っていた気がします。この映画は、恋愛に限らない「別れ」がテーマなのかもしれません。
以前、サンウの心移りをもっと描写すべきだったのではと記載しましたが、改めて見ると、それは必要ないことだったと気付きます。この映画は、ウンスの視点から全てが描かれており、 観る者もウンスの心情を感じるように作られている。そういう点からすると、サンウの心情描写はあまり必要ないのだと思います。
つまり、ここでは「何故？どうして？愛が変わるのだろう。」と、観客が感じるのが監督の狙いだったのでしょう。

「銀杏のベッド 」の続編。そもそも「銀杏のベッド 」は、続編を作るだけの価値がある映画だったのか疑問だが、この映画は、ともかく失敗作だ。
お金もかけているみたいだが、完全に空回りしている。下手に「銀杏のベッド 」の続編を作ろうとしたから、こういう奇天烈な映画になってしまうのだろう。
キャストも豪華だけに、残念な作品だ。。。

イラン映画。イラン映画では、有名のようなアボルファズル・ジャリリ監督の作品。
イランの砂漠で働くアフガニスタンの少年を描いたドキュメンタリーのような映画。でも、多分、ドキュメンタリーの部分は一切ないと思う。
セリフがものすごく少なくて、全部、砂漠と砂に語らせるみたいな、観る者の想像力をかき立てる。

人を選ぶ作品で、ダメな人はなんじゃこりゃっていう作品だろう、どちらかというと一般受けはしない。監督の演出にハマった人は、じわじわくる感動に つつまれることだろう。

題に騙されてはいけません。実際は、そういうエロス系の映画ではなくて、青春映画です。韓国の題名は、「青春」となっています。

思春期の男が考えていることと言えば、エロイことばかりなので、そういう描写が、オブラートなしに出てくるので、ちょっと過激といえば過激だが、 実際は、そんなもんだよ、高校生とか大学生の男は。まあ、きれいな映画ではない。

離婚して変態夫から逃げているところまでに、映画の大半を使ってしまうあたりが、理解できないのだが、 それはまあ我慢するとしても、そのあとが突っ込みどころ満載で、ついて行けない。
変態夫を殺すのが、何故、格闘技なわけだろう？別に、ピストルで撃っちゃえばそれで終わりじゃん。ジェニファー・ロペスの格闘シーンを 見せたいだけだったのだろうか？

ベトナム＋フランスの映画。基本はベトナム映画風だと思うが、他のベトナム映画は見たことがないので、何とも言えません。フランス映画っぽくはないと思う。

三女のリエンを中心に、三姉妹の恋模様を描いています。恋模様とはいっても、うち二人は、結婚済みですので、さわやかというわけにはいきません。
そういうところより、わたしは、真夏の寝苦しい夜から目を覚ました時に、まぶしい太陽が差し込んでいるような、そんな暑いのだけど、気持ちいいような 日々が、映画からにじみ出ていて、夏が恋しくなりました。

「シックス・センス」のM.ナイト.シャマラン監督の作品だが、それ並に出来を期待すると大はずれです。

同じようなサスペンス系なのだけど、どうしょうもなく、ネタがダメ。絶対ダメ。あれだけひっぱっておいて、 これで終わりかよという結末。せめて防水服を着てきてほしいぜ。

イタリア映画。少年妄想系のお話。

きれいな映画と思いきや、下品だったり、残酷だったり、ちょっと意外。ここらへんは、パッケージのイメージとは違う。
シチリアののどかな海辺の情景を見れただけでも、まあよしといったところか。期待し過ぎました。

満点が続いていますが、これもよかった。手に汗を握って、見入ったぞ。
簡単に言えば、ソマリア紛争の局地的な作戦失敗に巻き込まれ、敵中に取り残されたアメリカ軍のお話である。

ストーリーはなんてことはない映画だし、戦争映画として、特に目新しい点もないのだが、見入ってしまうのは何故なのかよく分かりません。
ソマリアが舞台というのは、まあ新しいかも。
よく分からないが、その場にいるような感じを受ける。そういう演出。多分、監督がうまいのでしょうね。

わたしとしては、久々のインド映画。結婚式をめぐるドタバタ劇。アメリカ資本が入ったおかげで、見やすい映画になっています。
話の流れとしては、一人娘を送り出す父親の苦闘ぶりを描いて行くのだが、親戚がいっぱい集まってきて、それぞれで話が膨らんで行く感じになっている。
前にも書いたが、アメリカ資本が入ったのが、いい影響が出ていると思う。普通のインド映画は、クセが強くて、日本人には見づらい面もあるのだが、 そういう要素はなくなっている。
劇中には、たくさんの花々が登場して、結婚式を華やかなものにしている。見てるこっちまでハッピーになってきます。

わたしは、最初のオープニングタイトルで、ぐっと引き込まれてしまったのだが、みなさんはどうでしょう？

これは、素直にいい！橋口亮輔監督は、今まで知りませんでしたし、ヒロイン？の片岡礼子も初めて知りました。
一方、ゲイ役の田辺誠一と高橋和也はさすがに知っていましたが。

ゲイの二人と子供が欲しい女性の妙な物語。真面目な顔して、スポイトを使ったりと（映画を観れば意味が分かります。）ちょっと 微笑ましい。3人が、不器用にもお互いの距離を縮めていく様子はほっとする。
特徴的なのはキャストに語らせるのではなくて、映像自体に語らせるシーンがいくつかあって、 こういう奥深さは日本的だなと思いました。重要なシーンでは、逆に台詞が少ないのだ。間で語らせるみたいな。

また、音楽も軽快で映画の雰囲気づくりに貢献していると思う。 この音楽がなければ、ただのマニアックな映画で終わっていたような気がする。
最後に、田辺誠一と高橋和也のキスシーンはかなり濃厚です。

「アメリ」のジャン・ピエール・ジュネ監督の作品。ともかく、黒いユーモアというかがずごくて、ここら辺は、「アメリ」にも 通じるものがあります。
この監督は、「エイリアン4」も撮っているわけで、いろんなジャンルの作品を撮りますね〜。

内容を楽しむというより、監督のユーモアとか世界観にどこまでついていけるかという映画ですね。

カプコンの有名ゲーム「バイオハザード」が映画になった。ゲームが元だと、なかなか面白い映画になりにくいようなイメージを、わたしは 持っていますが、これは違いました。
全体的に、スピード感のある映画で、最後の最後まで、疾走していきます。そして、画像が透明感があって雰囲気を出している感じがした。
そして、ほぼ出ずっぱりの ミラ・ジョヴォヴィッチですが、とてもセクシーですね。何というか、恐怖感のドキドキに加え、 チラリズムのドキドキが加わった感じ（ボクだけ？）で、これは、監督の作戦ですか？

感動シーンとかは一切ないけど、終止、ドキドキさせられるジェットコースータームービーということで。

名前くらいは誰でも知っているであろう、消防士が主人公の映画です。普通に面白いと言った感じで何とも言い難い。 昔に観たら、大迫力だったのかもしれないが、今となってはちょっとね。。。
炎は全部CGらしいのだが、それは観てても分からないですね。

沖縄を舞台にしたヒューマンドラマ。見ていて幸せな気持ちになる。
ナビィは、ちゅらさんで有名になった平良とみ。おばぁです、若い娘じゃありません。主人公の奈々子役は、西田尚美がやっていますが、適役だった感じ。

劇中を彩る、たびたび登場する鮮やかなピンク色の花（ブーゲンビリア）と真っ青に晴れた空が、とても美しい。プリンタのサンプル画像にいかがでしょう。（笑）
平良とみの醸し出す安心感が、映画全体ににじみ出ていて、終わった後は、暖かい気持ちになるよ。大甘で、満点評価！

台湾とフランスの合作映画。
驚くべきは、全てのシーンにおいて、カメラが動かないのだ。そのせいか、気になり出すと映画に入り込めない。第三者が、影から覗いているような 映像なのだが、それは、死んでしまった父親の目線なのだろうか。
ストーリーは、よく分からない。ラブストーリーではない。主人公の二人が実際に絡むのは、10分もない。あとは、それぞれ台湾とパリに舞台が分かれる。

この映画は、写真のスライドショーのようなきれいな映像美学が見どころで、それが逆にマスターベーションになっているような気もする。 芸術性は高いが、映画としてはどうだか？といったところ。

「マトリックス」以来、久しぶりに、映画パンフレットを買ってきた作品。エンターテインメントがびっしりつまった韓国のラブコメディ。 韓国映画の勢いをひしひしと感じることが出来る、スカッとした作品です。
実は、韓国映画をスクリーンで観るのは、初めてだったりする。
とりあえず定番の説明ですが、"猟奇的"というのは、ここでは"個性的"という意味で使われています。

さて、この映画が面白いのは、まず、チョン・ジヒョン演じる"猟奇的な彼女"ぶり。ラブコメなのに、殴りっぷりが強烈です。 決してアクション映画ではありません。。。言いたいことをスッパと言っちゃう彼女を観ていると、羨ましくなります。
対する男性役のほうも、いい味出しています。彼女のわがままに振り回される毎日ですが、それが楽しそう。何か自分を 見ている感じもして、共感出来ます。（笑）ナレーションも、男性役が担当しているのですが、それもハマっている感じです。

エピソードもたっぷりつまっていて、非常にテンポがよいです。前半は大いに笑わせてくれ、彼女の秘密が分かってくる終盤には、 思わず涙が出てしまいます。
特に、遠くにいるキョヌに向かって、彼女が心情を吐露するシーンはよいです。

韓国映画って、こういうのも作れるんだって初めて分かりました。今までは、純粋なラブストーリーが多かったので意外です。
日本も頑張れっていう感じである。
個人的には、ホントにハマった感じで、いろいろ集めそうです。

（2度目を観たので、追記。）
やはり笑えるところは笑ってしまうし、涙してしまう箇所もあった。 「実は・・・」というシーンや設定もいくつかあり、2、3度は楽しめるのだ。 ともかくポップなラブストーリーが好きな人には、ぴったりくる映画だと思う。

（彼女に内緒で、3度目を観たので、追記。）
もうダメです。完全にハマってしまいました。時間があれば、「彼女」が観たくなってしまい、麻薬みたいっす。
ストーリーが完全に分かっていても、笑えたり、泣けたりする映画ってそうそうないと思う。
わたしのベスト1映画になりました。

（彼女に内緒で、4度目を観たので、追記。）
色々細かいところで発見があったりして、マニアックな楽しみ方も出来るのが、この映画のいいところかな。

（彼女に内緒で、5度目を観たので、追記。）
わたしの地域では上映最終日だったので観てきちゃいました。ちなみに彼女はあきれています。。。

「カル」のハン・ソッキュとシム・ウナの初共演作品。個人的には、韓国映画の至宝だと思っています。私でも、思わず泣いてしまいます。

自分の死期が迫っていることを知っている、写真屋を営むジョンウォン（ハン ソッキュ）。漠然と死の不安を抱きながらも、淡々と過ごす彼の店に、 写真の現像をしに、警察官のタリム（シム ウナ）がやって来る。
タリムが何度か店に顔を出すうちに、次第に、二人はお互いのことが気になってくるが、ジョンウォンの死期も迫っていた・・・。

ジョンウォンの死への恐怖や葛藤が、丁寧な日常描写によって、痛い程、観る者に伝わってきます。
何なんだろう、別に奇をてらったストーリーでなく、完璧に予定調和のお話なのだけど、淡々とした語り口のせいなのか、 余韻が非常に残ります。
これは観といて損はないでしょう。

（2度目をにいがた国際映画祭で、観たので、追記。）
スクリーンでははじめて観た。画面が大きくなったことで、DVDでは見えなかったところにも気付いた。
とても重い映画だし、正直言って途中眠くもなるのだが、この映画観終わった後の余韻がたまらないのよね。

にいがた国際映画祭で、観てきました。まずは関係者の皆様に感謝申し上げます。
13回目の今回は、韓国映画特集ということで、本映画以外にも、「八月のクリスマス」、「春の日は過ぎゆく」、「バンジージャンプする」の計4作品の 韓国映画が出展されていました。韓国映画はこの調子で、もっとメジャーな存在になればよいのですが。

さて、この映画は、韓国映画お得意のラブストーリーものです。ラブストーリーが多いのは、韓国では映画を見る中心が、十代から二十代の若者に なっていることが原因のようです。

内容は、銀行員キム・ボンス（ソル・ギョング）と塾講師のチョン・ウォンジュ（チョン・ドヨン）のラブストーリーもので他の登場人物は極めて少ない。
ほぼ全編に渡って、二人が恋に落ちて、付き合いはじめるまでの過程を描いている。
ソル・ギョングのコミカルな演技と、チョン・ドヨンのコロコロと変わる表情は観てて楽しい。 しかし残念ながら、脚本がよくない。ストーリーが詰め込まれ過ぎていて、観てて疲れるし、観客が映画に入って行く余裕がない。
あと、チョン・ウォンジュが片思いを続けている意志がいまいち説明不足な感があり、いつのまにこんな好きになっているのといった戸惑いがあった。

にしても、チョン・ドヨンって超華奢だよなぁ。

微妙な作品。
街が、チョコレートを通じて、古い慣習や価値観から解放されて行く様子を描いているだが、何も起きな過ぎで映画として成り立っているのか疑問。 謎も適当にあしらわれて、はっきり語られないあたりも不満。
役者さんは、よくやっていると思うぞ。

マフィア映画の傑作。超有名で、名前くらいは誰でも知っているでしょう。

マフィアの息子ながら、かたぎの職業についていたマイケル（アル・パチーノ） も、ファミリーの危機により 結局、マフィアのドンへの道を歩むまでのエピソードを描いた作品。

妥協のない、緊張感のあるファミリーの行動が、そのまま映画全編に渡って、ぴりぴりとした緊張が持続している。 またアル・パチーノもはまり役。超かっこいい！
「地獄の黙示録」を撮った同じコッポラ監督作品ではあるが、これは何かキャストとか、ストーリーとか、監督のくせとかが 偶然マッチしあった結果じゃなかろうか？

超有名なパニック映画。高層ビルの危うさを警告した本映画は、貿易センタービルの自爆テロの時を思い起こさせる。

無名の消防士達の奮闘ぶりは、ホント、テロの時を観ているようで、結局この映画は行かされなかったわけで考えさせる。

パニック映画って、その状況設計によって、そんなありえねようって冷めしまうことも度々だけど、この映画はうまい。
えっ、この人も死んじゃうのって感じで、がんがん人が減っていくのも災害ぽい。
古典ではあるが、押さえておいていい映画だと思う。満足度を-1しているのは、迫力に欠けるかなと思った分です。

期間限定での公開予定だったはずが、ロングラン中の映画。死者が、黄泉がえったらどうする？っていう物語。 普通の人間として黄泉がえります。ゾンビとかじゃありません。（笑）

キャストが超豪華メンバーなだけに、もっといい映画として撮って欲しかった。もったいない。 主演の草なぎ剛は、ドラマでも見せてるいつも通りの演技で、代わり映えがしない。 何よりも致命的なのは、RUIのコンサートシーン。あまりに長過ぎないかと疑問が残る。

全体を通して、ストーリーが淡々と流れて行くのは、多分、原作によるのだろう？
丁寧に作られたよい作品ではあるけど、邦画の勢いのなさを体現した感じで観ててイタイ。

「シュリ」のハン・ソッキュと、その監督が以前作った映画なんだが、「シュリ」の欠片もなく期待外れ。
そもそも内容的に、日本人には合わない。韓国の歴史とか古い文化とか知らないとよく分からなそう。
昔の時代のシーンとか、三国志の人形劇を観てるみたいでダメだ。

それでも全部観たが、ストーリー的に？と思わせる箇所がいくつあり、もう終わるのって感じで終わってしまいました。

ワールドカップにあわせて公開されたおバカ香港映画。キャプテン翼をダメ男たちでやった感じの映画であるが、 サッカー映画というより、少林寺拳法映画といったほうが適切かも。

この際、ストーリーはどうでもいい。そういうところを見る映画ではないと思う。
この映画の観どころは、おバカな話を、さらにCGでおおげさにしてしまって、がんがん勢いで押し切ってしまうところ。

主役、監督を務めるチャウ・シンチーは、香港映画界ではトップらしいが、わたしは、はじめて知った。
最後に、ヒロイン役のヴィッキー・チャオは、映画内では分かりにくいけど、超かわいいのだ。

アメリカの超有名コミックが、遂に映画化されたわけですが。。。「X-MEN」よりは、よっぽどよい。
スパイダーマンが、糸を使って街の中を移動するシーンなんかは、迫力あっていい。さすがハリウッドという感じがする。
しかしだ、ヒロインが、致命的にブチャイクすぎてダメだ。映画に感情移入できなくなってしまう。。。 あんなブチャイクを命をかけて救おうとするスパイダーマンが理解できない。何故彼女を使ったのがよく分からず。
続編があるらしいが、ヒロインを変えてくれないかな。。。

「バニラスカイ」の元の映画。私としては、初のスペイン映画。
巷では「バニラスカイ」よりも、この映画のほうが出来がよいと言われているが、自分としては、「バニラスカイ」のほうが 分かりやすくていいかなと思う。
とはいうものの、カメラワーク含め、ほとんどの元ネタはこの映画にあります。ヒロインも同じくペネロペ・クルスというのも驚きだ。

違うなあと思ったのが、最後の主人公がビルから飛び降りるところで、こっちのほうは、飛び降りた方がいいよと言われたから、 その道を選んだ感じがする。そこがどうかなあと思うところ。

2年の時を超えて手紙が届いてしまい、心の交流を図る男女の物語。韓国映画です。
舞台設定が似ているので、個人的には、直近に見た「リメンバー・ミー」と比較しながら観てしまいましたが、 こちらのほうが断然いいです。よい点としては、余計なエピソードがなく二人の物語に、話が絞られていること、 浜辺の映像がとても美しいこと、結末が納得できることなどが上げられます。
ただ観てて、退屈する感もある。

主演の二人は、「インタビュー」のイ・ジョンジェと、「猟奇的な彼女」のチョン・ジヒョン。チョン・ジヒョンは、非常に大人しい役を演じており、 「猟奇的な彼女」とは対照的だ。

色々あるので間違いのないように書いておきますと、1992年版の「ドラキュラ」です。
ゲイリー・オールドマン、アンソニー・ホプキンス、キアヌ・リーブス、ウィノナ・ライダーと蒼々たるメンバーが出ているにも関わらず、 ダメ映画でした。
ストーリーが、めちゃくちゃ。誰が主役なんだがわけ分かんない。ウィノナが、小汚いドラキュラに惹かれていくのが納得行かず。
妙な影が動き回るのも、変だし、何とかならんのか！美術に凝る前に、他のところを直してほしいぞ。

見どころといえば、ウィノナがネグリジェ姿で中庭をうろつくシーンくらいか。

キアヌ・リーブスのブレイク前の主演作品。深夜にTVでやっていたのだが、なかなかよかったぞ。

ストーリーは平凡なのだが、サーフィンやスカイダイビングの魅力満載でかっこいい。きっと、この映画の影響でサーフィンを始めた人もいたはず。
キアヌよりも、悪党のリーダーのカリスマ的行動の方が魅力的。まあ、クレジットを見ると、キアヌが先頭じゃなかったので、 きっとこの映画はキアヌの映画ではなかったのでしょう。

「ブギーナイツ」のポール・トーマス・アンダーソンが監督。マグノリアとは、白い花をつけるモクレンのこと。
老若男女総勢9名が主人公の、3時間を超える長編映画。退屈さのなかに面白さを見いだせるとハマります。わたしの好きな映画の1、2番を争う映画です。
内容は、9名の人生が、偶然にもモクレンの花のように触れあった瞬間のお話。彼等の行き詰まってしまった人生は、最後に、ある事件によって救われます。
とりあえず、初めて見た時は、そのある事件が突発過ぎてやられました。おかげで、2度連続で見てしまい、それ以降も何度となく見ています。
好みが分かれる作品ですが、ぜひともこの映画を観ていただきたいです。

過激な映像が謳い文句だった映画、つい借りてしまいました。
3人の若者が狂気の果てに、殺人を犯してしまう映画です。多少、残虐的な描写もありますが、 今となってはそれほどのものではありませんでした。当時としては、衝撃的だったのかもしれませんが。。。
パート3まで出ているらしいですが、ちょっと見る気はないですね。

キューブリック監督の戦争映画。
前半部は、海兵隊の訓練をめぐる狂気、うって変わって、後半部は、ベトナム戦争の様を描いている。

戦争映画にありがちな血が飛び散ったり、砲弾が飛び交ったりといったシーンは少ない。そういう意味では地味な映画だ。
この映画の見どころは、戦争を巡る精神的な歪みを描こうとしているところだと思う。
ただ正直言って、そんなの観ても、面白くないのよね。。。

キューブリック監督の反戦、反核映画。
何故このような題がついているのかよく分からなかった。副題っぽいのを入れれば分かる気もすれけど。
エンターテイメント性は少ないし、いまさら観ても意味ないかも。

ジョディ・フォスター主演のサスペンスもの。
メグ（ジョディ・フォスター）は、娘のサラともに、パニックルームという非常用の頑丈な密室施設が用意されている家に引っ越す。
引っ越し当日の夜、そこへ前の住人が隠した多額の遺産を狙って、３人の男達が侵入を始めるのだった。

本当がどうか分からないけど、ジョディ・フォスターは、自身の主演した「羊たちの沈黙」の続編「ハンニバル」を蹴って、こちらの映画を選んだらしい。
話題性では、あっちが上だと思うけど、こちらのほうが映画としてはよいと思う。
これといって、問題なところはないと思うのだが、超面白い！ってわけでもない。設定が、突飛すぎるからかもしれない。
まあつまりは、子を守ろうとする母親は強いって事です。

「アメリ」のオドレイ・トトゥが出ている、フランスの刑事物。
ハッキリ言って観る価値はない。パッケージの様子は、オドレイがまるで主演しているかのようだが、 実際はそんなことはなく、明らかな脇役。
映画としても、クセが強すぎて、出来は悪い。
唯一の観どころと言えば、オドレイのおぱーいが拝めるくらいか。。。