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2004年 映画の感想 その1

最後の恋、初めての恋
満足度★★★★★ お勧め度★★★★★ [レ] 公式ページ

日中の合作。大人のラブストーリー。これはイイ!
渡部篤郎は相変わらず独特の演技をしていますが、この映画にはあいますね。
加えて、シュー・ジンレイの物静かな雰囲気は非常にイイ!役どころとしては、死を意識しての生活なんだけど、 よく表現できていると思います。

エンディングテーマもいいですし、久々に邦画で私の中でヒットしました。


ルシアとSEX
満足度★★★★☆ お勧め度★★★☆☆ [レ]

摩訶不思議な映画でした。紙上RPG小説のようなループするような映画です。
スペインはこういう映画が多いのだろうか?「オープン・ユア・アイズ」もそんな感じの映画だったし。
映像がすごくきれい。こういうのは、ヨーロッパらしいです。
中毒性がありそうな映画なので、大絶賛する人もいるかも。


バッドボーイズ2バッド
満足度★★★★☆ お勧め度★★★★★ [レ] 公式ページ

ボコ、ボコ、ボコと何でもぶっ壊して解決していく(?)気分爽快の映画である。こういうノリはまさしくハリウッドである。
別になんてことはないストーリーなんで、あとはどれだけ壊すかということに勝負をかけたのかしら。

主人公の2人の掛け合いは、観てて楽しい。


コール
満足度★★★★★ お勧め度★★★★★ [レ] 

ちょっとしたよい映画。シャーリーズ・セロンやケヴィン・ベーコンなどがよい演技をしています。
それでもって、携帯電話をうまいこと映画のネタに取り入れています。 基本的に携帯電話にはあまり触れない映画が多いかと思いますが、 実際の生活では、携帯なしでは生きていけない人も多い訳なんで、もっと映画に登場してもよいですよね。

最後にドカッとやってくれるのも、気持ちよくていいんじゃないでしょうか?


純愛中毒
満足度★★☆☆☆ お勧め度★★★☆☆ [劇] 公式ページ

こちらも韓国映画。
公開初日に見に行きましたが、ホントに女性ばかりで、しかも大入りみたい。男一人は僕だけ、もう一人は連れがいたみたいだし。
それも主演のイ・ビョンホンのおかげだと思いますが、対する女優陣も超ウツクシイ。「黒水仙」のイ・ミヨンとパク・ソニョンです。

内容は先が見えすぎて面白くないかも。監督の力不足かな。
「猟奇的な彼女」のクァク・ジェヨンも製作に参加していることもあって、彼らしい展開も観られます。


シルミド
満足度★★★★☆ お勧め度★★★☆☆ [劇] 公式ページ

韓国で観客動員数を1千万人を超えたマンモス映画、第一弾。
が、しかし、韓国国民の涙腺に訴えかける映画で、日本市場には合いませんな。

訓練を取り仕切っている役のむっちりしたアン・ソンギは初めてですね。

今年は韓国映画が、非常に多く公開されていますが面白いのがまだないゾ。


ゾンビ ナイト・オブ・ザ・リビング・デッド
満足度★★★☆☆ お勧め度★★★☆☆ [レ]

ゾンビ三部作といわれているらしい一つ目の作品。
白黒なんだよね、そんな古い頃からゾンビは存在していた訳ですな。多分、この映画がゾンビ初登場じゃないのかな?
内容うんぬんというよりは、歴史的価値のある映画ですね。


点子ちゃんとアントン
満足度★★★★★ お勧め度★★★★★ [レ]

ドイツ映画。おとぎ話のような優しい雰囲気のお話。
家族の行き違いとか、思春期の葛藤とかをベースに話が進んでいきます。

こういうよい映画にはなかなか出会えませんね。是非、観てみてください。


4人の食卓
満足度★★★☆☆ お勧め度★★★☆☆ [劇] 公式ページ

チョン・ジヒョン主演という触れ込みだけど、準主役といったところです。内容的には主役はパク・シニャンでしょう。

見終わった後に、謎と言えば謎なんだけど、単に説明不足のようなものがいっぱい残ります。自分で解釈して結論を出す必要があります。
さて、ジヒョン嬢ファンとして彼女の演技に触れておきましょう。大分、うまくなった気がします。場慣れしてきた感じでしょうか。 ほぼ素でやっていたと思われる「猟奇的な彼女」はさておき、「イルマーレ」あたりと比べると全然成長したでしょう。
あと、顔が変わらなくなりましたね。「猟奇的な彼女」でも印象が変わる時があったけど、今回はそれはなくなりました。大人になった証拠ですね。
日本でも年末公開予定の「僕の彼女を紹介します(仮)」が楽しみです。この映画は大ヒット、ジヒョン嬢はブレイクするだろうけど、はたして内容はどうだろうか?


レック
満足度★☆☆☆☆ お勧め度☆☆☆☆☆ [レ] 公式ページ

韓国ホラーだけど、うーん。。。
別に話が似ている訳ではないんですが、「ブレア・ウィッチ・プロジェクト」に似た雰囲気。

確かに怖いんですが、話の整合性が取れていないのと、犯人(?)の倒し方があまりにしょぼくないかね。
タッキーとCMで共演したハン・チェヨンが出てますよ。


モリノキオク
満足度★☆☆☆☆ お勧め度☆☆☆☆☆ [レ]

小野真弓嬢のための映画らしい。映画じゃないかもしれませんぬ。
映画的には観るところなし。やたらとブラがちらちらしていたんだが、見せブラなの??


アレックス
満足度★★★☆☆ お勧め度★★★☆☆ [レ]

エンドクレジットから始まって、どんどん話を戻していく奇抜な展開。さらに、めちゃめちゃぶれるため、気持ち悪くなるカメラワーク。
衝撃作であることは間違いありませんが、私には合いませんでした。
途中のレイプシーンがひどくて正視できませんでした。レイプシーンの後に、幸せだったころの話にもっていくあたりが、 監督の根性が感じられました。


愛してる、愛してない・・・
満足度★★★★☆ お勧め度★★★★☆ [レ]

「アメリ」のオドレイ・トトゥ主演の空想映画。「アメリ」の空想少女をもっと現実的にしてみたという感じ。

前半はアメリ並みのラブストーリーなんだけど、途中で実は彼女の妄想だったことが明らかになって、 視点を変えて、再度、ストーリーが語られます。
最後の薬で作った絵は、今でも思い出すと怖くて鳥肌がたちます。


死ぬまでにしたい10のこと
満足度★★★★☆ お勧め度★★★★☆ [レ] 公式ページ

がんと宣告されたらどうしますか。。。という作品。
死ぬまでにしたい10のことのうち、1つ理解できなかったのが、浮気をすること。何故?死ぬなら、許されるということ? わたしゃ、認めませんよ。

ちなみに、主役は「ドーン・オブ・ザ・デッド」のサラ・ポーリー。全く役柄違います。こっちは感じのいい若奥さんです。


マグダレンの祈り
満足度★★★★★ お勧め度★★★★★ [レ] 公式ページ

実話に基づいたお話。女性を非人道的に扱っていた修道院の話だが、1996年まであったというのも驚きである。ボクが大学に入る年じゃないですか。
入った女性には洗濯をさせて、カネはシスターが巻き上げていたようだ。宗教は時に暴力的である。

観てて悲しくなってくる映画だけど、主人公の3人が無事抜け出せたのが幸いでした。


クルーエル・インテンション2
満足度☆☆☆☆☆ お勧め度☆☆☆☆☆ [レ]

前作はそこそこ面白かったですが、これは。。。
前作の過去を描いた作品ですが、やる気が感じられません。単なる商業主義のご都合で作られた作品でしょう。


ゾンビ ドーン・オブ・ザ・デッド
満足度★★★★☆ お勧め度★★★★☆ [レ]

オリジナルの方です。
こっちはシュールな感じで、怖くないです。ちょっと笑う場面がいくつかあります。 これを観ると、リメイク版が非常に似通っていることが分かります。ショッピングセンターに立てこもるところとかは同じですね。

よく出来た映画であることは確かです。観といて損はないです。


花嫁はギャングスター
満足度★☆☆☆☆ お勧め度☆☆☆☆☆ [劇] 公式ページ

「SSU」のシン・ウンギョン主演。
コメディなんだけど、主人公では笑えないのでどうもぱっとしない。激しいアクションシーンだと、 スタント使っているぽいのがバレバレなので萎える。つまらない。
といいつつ、韓国では珍しく続編がすでに作られているんだよなあ。。。面白いかぁ?

まあ、こんなくだらん韓国映画が新潟で観れるようになったと思うと、感慨深い。


ロスト・イン・ラ・マンチャ
満足度☆☆☆☆ お勧め度★☆☆☆☆ [レ] 公式ページ

ドキュメンタリー映画。映画ではないかも。雰囲気としては、DVDのおまけのようなものです。
映画の制作過程の裏側を覗けるメリットはあるかも。


ティアーズ・オブ・ザ・サン
満足度★★☆☆☆ お勧め度★★★☆☆ [レ]

いまいち釈然としない展開ながら、うまい演出でそれなりに盛り上がる映画です。
ルワンダの大虐殺を適当にアレンジして作ったと思われるストーリーでした。アメリカ、マンセー系。
ブルース・ウィリス とモニカ・ベルッチの組み合わせも違和感ありありなんだけど、おかまいなしにやっています。


デブラ・ウィンガーを探して
満足度★★☆☆☆ お勧め度★★☆☆☆ [レ] 公式ページ

ハリウッドの女優達の本音や愚痴が聞ける映画(なのか?)。
老けたら仕事がなくなるんだよなあとか、もっといい仕事がしたいとかそういう話が聞ける。
気持ちは分かるけど、若さは武器です。


フォーン・ブース
満足度★★★☆☆ お勧め度★★★★☆ [レ] 公式ページ

色々と悪役をやっているコリン・ファレル主演のちょっと変わったシュチュレーションの映画。
ほとんどの場面が公衆電話ボックスで繰り広げられます。

相手が分からないと対処しようがないので、非常に怖いものですが、この映画にはそんな怖さがあります。
ネタとしては、ぎりぎり映画に出来たかなという感じです。


マッチスティックメン
満足度★★★★☆ お勧め度★★★☆☆ [レ] 公式ページ

映画の内容は設定が滑稽でまあまあ面白い。でもそんなところよりも、アリソン・ローマンの見事な少女ぷりを観てほしいゾ。
見終わってDVDの特典で初めて知りましたが、21才で、14才役をこなしているのですね。
わたしは、「この子役はなかなかいい演技するなあ。」と思っていましたよ。


月曜日に乾杯
満足度☆☆☆☆☆ お勧め度☆☆☆☆☆ [レ] 公式ページ

あまりに退屈。勝手に乾杯しとれ。ゴメン、僕には分からん。


バースデイ・ガール
満足度★★★★☆ お勧め度★★★☆☆ [レ] 公式ページ

「アザーズ」を見てたせいか、そんな感じの映画なのかなと思っていたら、ちょっと違いました。言い過ぎかもしれませんが、ラブコメかな。
始めは主人公のナディアが何者なのかと思って観てたが、単なる詐欺師ということが分かって、 そこらへんでわたしのこの映画に対するスタンスを失ってしまって、そこからは視点を失った状態で観てたんですが、 結構、楽しめました。こういうハッピーエンドな作品は好きですね。

ヴァンサン・カッセルや、マチュー・カソヴィッツ もいい味だしています。


ドーン・オブ・ザ・デッド
満足度★★★★★ お勧め度★★★★★ [劇] 公式ページ

ホラー映画の固定観念をぶち壊す快作。超スピーディ。始めから飛ばしまくりで、激しいロックミュージックで頭をかき回されているようです。

リメイクらしいのだが、わたしは元の映画は見ていないので比較はできません。
わたしの持っていたゾンビに対するイメージは、ふらふらしながら歩いてくるといった感じでしたが、 この映画のそれはものすごいスピードで走ってきます。ホント早いんだ。
あんまりヒットしていないみたいだけど、レンタルビデオで回転はいいだろう。


the EYE【アイ】
満足度★★☆☆☆ お勧め度★★☆☆☆ [レ]

タイと香港の合作。ホラーと思いきや、後半は雰囲気が変わります。

今まで目が見えなかった人は見えるようになったら、見えてはいけないものまで見えてしまったというのは、ショックだろうな。
後半に無理矢理タイに舞台を移すのだけど、意味ない感じ。最後の爆発も強引ですな。


チャンピオン
満足度★★★☆☆ お勧め度★★★★☆ [レ] 公式ページ

「チング 友へ」の監督が作った、似たような感じの映画。
ボクシングの世界チャンピオンになれなかった男の美伝。「チング 友へ」に引き続き、ユ・オソン主演。
みどころは、ボクシングシーンだと思うのだけど、迫力はあるんだけど、何故か画面が赤くなるのはなぜかしら??

基本的には、韓国専用ですね。


スキャンダル
満足度★★☆☆☆ お勧め度★★★☆☆ [劇] 公式ページ

ヨン様ブームにかこつけて公開が決まったであろう、この作品。やっぱり韓国の歴史物は日本人に受け入れられぬ。

わたしの場合、ぺ・ヨンジョンではなくて、チョン・ドヨンに注目していました。韓国では既にスター扱いのはずですが、 彼女の作品が日本でまともに公開されるのは初めてでしょう。
が、しかし彼女の役どころは、ヨン様にだまされる悲しい女性役。あんまり合わないなあ。

ヨン様は、「冬ソナ」とはがらっと違うはずなので、そこは衝撃的かも。


ロスト・イン・トランスレーション
満足度★★★★★ お勧め度★★★★★ [劇] 公式ページ

ソフィア・コッポラ監督は知らなかったのだが、「ゴットファーザー」のコッポラ監督の娘さん(?)なのですね。
さて、トーキョーが舞台の作品。日本人には興味深い作品だ。作品を通して、多分の監督の品のよさや、美的感覚が現れていると思います。 非常に美しい映画で、トーキョーが舞台とは思えませんが、都会の孤独感をよく出せていると思います。

加えて、スカーレット・ヨハンソンの透明感ある演技がとてもいい!!この人には惚れました。


ほえる犬は噛まない
満足度★★★☆☆ お勧め度★★★★☆ [レ] 公式ページ

「殺人の追憶」のポン・ジュノ監督のほぼデビュー作。
シュールなコメディといったところかな。ジャンル付けが難しい作品だ。
微妙に面白くて、微妙に面白くない。「殺人の追憶」とは全く違う雰囲気で、びっくりしました。

イ・ソンジェの映画は期せずしてよく観ているけど、今回もいい味でした。


キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン
満足度★★★☆☆ お勧め度★★★★☆ [レ] 公式ページ

スピルバーグの作品であり、ディカプリオとトム・ハンクスが出演しているという豪華な顔ぶれ。面白くないわけないはず。
高校生が医者やら弁護士に扮装して、詐欺を働くお話であり、実話というのも驚きです。
よい雰囲気の映画です。途中から、お金の為に詐欺を働くのではなくて、寂しさを紛らわすために働くようになっていくのだけど、 ここらへんをもっと分かるように描いてあげてもよかったかな。


セレンディピティ 恋人たちのニューヨーク
満足度★★☆☆☆ お勧め度★★☆☆☆ [レ]

「幸せな偶然」が運んでくるラブストーリー。
ケイト・ベッキンセールは生き生きとしているし、配役は当たりだったと思います。演出もロマンティックでうっとりします。
全体的に難点はないんだけど、映画でやるほどの事はないかなという気がします。規模がこじんまりしていて、TVドラマ向けかな。


サイレン
満足度★☆☆☆☆ お勧め度☆☆☆☆☆ [レ]

「リ・ベラメ」とほとんど同じ感じの韓国映画。配役は、シン・ヒョンジュンとチャン・ジニョンと揃っているのに、どうも面白くない。「リ・ベラメ」の方を先に観たせいなんかなあ。
火災シーンの迫力もあるし、まわりは頑張っているのに、監督がドキュンだったに違いない。


クローサー
満足度★★☆☆☆ お勧め度★★★☆☆ [レ] 公式ページ

スー・チーとヴィッキー・チャオとカレン・モク(彼女は知らないぞ。)共演のアクション映画。 どうしても「チャーリーズ エンジェル」と比較されてしまうけど、内容は全く違うし、こっちは真面目です。

個々のアクションはいいんだけど、全体を通してみると、「。。。」な感じ。監視システムとか妙なものが、設定が不十分で出てくるから しらけるんだよなあ。あと、カレン・モクって美女って感じじゃないよな。女優としてはよかったけどね。


恋愛寫眞 Collage of our Life
満足度★★★★☆ お勧め度★★★★★ [レ] 公式ページ

監督曰く、「寫眞 == 映画だから、題名は恋愛映画のつもり。」とのこと。ぼくは、写真がよく出てくるからそのままかと思いましたよ。
そんなひねくれ具合が、堤監督らしいですが。。。この映画は、やはりこの人らしい映像になっています。ちょっとは薄れてはいますけど。

広末涼子の純粋さと松田龍平の存在感が、非常によかったです。特に松田龍平の存在感はすごいなあ。うらやましいです。
ただ、松田龍平の英語のナレーターにちょっと違和感がありました。わざと下手に言わしているとなると、監督の仕業のはずで、 どうだったんでしょうか、これは。。。


フレディ VS ジェイソン
満足度★★★★★ お勧め度★★★★★ [レ] 公式ページ

ファンには必見の映画でしょう。わたしはというと、、、実は「13日の金曜日」のジェイソンの方しか映画を見たことがないんですが。「エルム街の悪夢」は怖いんですかね。

これはホラー映画ではないですね。別にそんなに怖くない。
やっぱり、二人が戦うというところに面白さがありました。 また至る所に二つの作品から引用してきたと思われるシーンがあって、ファンならニヤリでしょう。
なお、悲鳴役(笑)のモニカ・キーナも、結構、目立ちます。セクシーすぎます〜。


ボウリング・フォー・コロンバイン
満足度★★★★★ お勧め度★★★★★ [レ] 公式ページ

ボウリング映画ではなくて、アメリカ(コロンバイン)での銃乱射事件をきっかけとした銃規制に関するドキュメンタリーぽい映画。 一方の側に立ちすぎているので、ドキュメントと言い切るには厳しいかなという気もします。
見やすいように演出もされていますし。もちもん、これも監督の才能ですね。こんな内容を地味に2時間も映画館でやられちゃキツイです。

わたしはアメリカに1週間ほどしか行ったことがありませんが、思った以上に貧富の差を感じることが多くて、 日本よりも先進国の割には、社会保障制度が欠落している印象を受けます。そういう個人の責任任せなところが、 他人を思いやる余裕を失わせている気はしますが。。。

内容はともかく、テンポよくポンポンと進めて行く作りは、秀逸です。あっぱれ、マイケル・ムーア。


僕の妻はシャルロット ゲンズブール
満足度★★★★★ お勧め度★★★★★ [レ] 公式ページ

女優を妻に持つのは大変だよ、トホホ。。。というちょっとコミカルなラブストーリー。
シャルロット・ゲンズブールは、実際の女優さんであり、共演+監督の男性も、本当にその夫なのだ。 そういう意味で、下地は面白い。話も実話もヒントに構成されているらしいです。
シャルロットの魅力を引き出そうと、頑張った夫の愛情が、フィルムから溢れ出ている気がします。
オススメです。


アウトライブ
満足度★★★☆☆ お勧め度★★★☆☆ [レ]

韓国発の、中国の蒙古とか元の時代の時代劇。とはいっても、しゃべる言葉はハングル。なんで韓国を舞台にしないんだろうと思ったら、 原作がそうだからなのね。。。

キム・ヒソン目的で見た映画で、あまり期待していなかったのだが。韓国の時代劇系はわたしには合わないもので。
原作がコミックの割には、きちんときちんと作られていて、決して子供向けの映画ではない。
アクションシーンは、ワイヤーを使っていて、中国とか香港の影響が見える。
ストーリーがよくある女性を巡って、男二人が火花を散らすといった話で退屈だったが、終盤のアクションシーンは見物です。 後は、キム・ヒソンも美女っぷりもどうぞ。主人公は、「SSU」のシン・ヒョンジュン。


ポセイドン・アドベンチャー
満足度★★★★☆ お勧め度★★★☆☆ [レ]

有名なパニック映画の古典です。誰でも知っているでしょう?

僕は小学生のころに、この映画を見たことがあって主人公すら最後に命を落としてしまう展開に驚いた記憶があります。
改めて見てみると、まあまあ面白い。ストーリーも結構覚えているものです。
全体を通して思ったことが、「この頃の女性はひ弱いな。。。」ということでしょうか。


殺人の追憶 MEMORIES OF MURDAR
満足度★★★★★ お勧め度★★★★★ [劇] 公式ページ

2003年度の韓国No.1興行収入を記録した(はず)の映画。ちょっと地味なので、日本では大ヒットとまでは行かないかな。
未解決の事件を元にした、サスペンス映画。映画も実際に合わせて、解決はしない。
ソン・ガンボ演じる田舎の刑事役がぴったし合っている。
非常に、非常に質の高い映画であり、見といて損は無い。監督も、「ほえる犬は噛まない」のポン・ジュノだし。


ワニ&ジュナ 〜揺れる想い〜 (ワニとジュナ)
満足度★★★★★ お勧め度★★★★★ [劇/自]

にいがた国際映画祭の感想の最後を飾るのは、韓国の恋愛映画(ラブコメではないです。)。
私事ですが、この頃は仕事が忙しすぎて体調を崩していまして、微熱と吐き気を抱えたまま観に行った作品です。
さてさて、わたし的には今年No.1候補です。深い悩みを抱えたまま暮らしているワニをキム・ヒソンがうまいこと演じています。普段は化粧が濃いめですが、 この映画ではナチュラルメイクで、こっちの方が断然良いのでは?

一見、幸せそうな二人が大きな障害を乗り越えて、またお互いの思いが素直に通じるようになって、よかったよかった。


ラガーン
満足度★★★☆☆ お勧め度★★★★☆ [劇] 公式?ページ

インド発のスポ根映画。4時間に近い超大作です。途中に休憩が入りました。

クリケットという野球みたいなスポーツと、税(ラガーン)を巡る騒動。インドがイギリスの植民地時代だった頃が舞台になっている。
よく見かけるうたい文句の通り、「少林サッカー」に良く似ている気がします。それをインド映画にした感じです。
ちょっと長すぎるかなと思います。特に、前半部はもう少し整理できたのでは?
後半のクリケットの試合の様子は、手に汗握り見応えがありました。


クアトロ・ディアス
満足度★★★★★ お勧め度★★★★★ [劇] 公式?ページ

ブラジル映画。軍事政権に対し、立ち向かった若者の実像に迫った作品。実話が元のようです。近代史です。
主人公たちは、アメリカの大使を誘拐することで、マスコミを通じて自分たちの主張を行うことに成功する。 そんななかで、いつ捕まるとも分からない立てこもり生活の重圧、生きることへの欲求を重厚に描いている。
実話がもとだけにストーリーに説得力があり、演じる役者たちもよいです。特に、監禁されることとなった 大使役の演技は、苦悩に満ちていてよかったです。


ミュリエルの結婚
満足度★☆☆☆☆ お勧め度★☆☆☆☆ [劇]

オーストラリアの映画の2つめ。映画祭では、オーストラリアの特集も組まれていました。
デブでモテない女の子のリベンジ映画ですが、ちょっと作りが大雑把すぎませんかね?? 映画祭でわざわざ紹介するほどの映画ですかね。。。

ところで、ヒロインのトニ・コレットですが、、、「めぐりあう時間たち」の3人のうちの一人ですね。意外な繋がりがありました。


ランタナ
満足度★★★☆☆ お勧め度★★★★★ [劇]

オーストラリアの映画。オージーは初めてだな。
オーストラリアって、いまいちイメージの湧かない国で、ぶっちゃけあんまり興味もなかったりします。 そんなわたしが観ましたが、良く練られたサスペンスでした。単なるサスペンスではなくて、 そこに関わった夫婦や浮気相手などの心情が描かれていて、実は夫婦愛がテーマの映画です。
ちょっと古い感じはするけど、いい映画でした。

なし
いい人がいたら紹介して
満足度★★★★★ お勧め度★★★☆☆ [劇]

韓国映画。
「いい人がいたら紹介してちょうだい」とか、「パーフェクトマッチ」という名前でも日本に入ってきています。 パンフを見ると、全国公開が決定している(ホント?)みたいですので、「いい人がいたら紹介して」で決まりなんでしょう。

これは若者向けのライトな感じのラブコメです。監督も20代の女性(モ・ジウン)です。私より、2つ上なだけだな。。。 韓国では、映画を見る世代の中心が若い人たちらしいので、これはこれでウケるでしょう。
特徴的なのは、携帯電話の着信による半ば強引にも思えるストーリーの進め方で、実際の日常生活では 映画で描かれているくらいかかってくると思うけど、映画としては珍しいくらい携帯の着信がありました。
全般的に恥ずかしいくらいのハートいっぱい映画でした。

なし
ラブ・レター~パイランより~(パイラン)
満足度★★★★☆ お勧め度★★★★☆ [劇] 公式ページ

韓国映画1つめ。この映画祭では3作品が紹介されていました。韓国映画フリークとして、もちろん全部観ています。 この作品は、シネ・ウィンドウでの上映でしたが、満席でした。

さて韓国映画とは言いながら、原作は浅田次郎のラブ・レターであり、ヒロインは香港のセシリア・チャンという 東アジアの映画となっています。今後、こういう形が増えていくんだろうな。

実際には、チェ・ミンスク演じる主人公のイ・カンジェと、ヒロインのパイランは会うことなく終わってしまいます。 そこにある交流は、たった2通の手紙だけです。
わたしは、いまいちカンジェの心境に入れなくってそれほど感動できませんでしたが、まわりでは 涙を流していたみたいです。
パイランのひたむきな姿は、美しいです。


ベアーズ・キス
満足度★★☆☆☆ お勧め度★★☆☆☆ [劇] 公式ページ

カナダ発のおとぎ話をもとにした映画という触れ込みでした。

クマが人間に姿を変えて、少女と恋をはぐくむと言えば、おとぎ話っぽいけど、 ラブシーンが結構あって意外だった。少女なのに、ヤっちゃうのかよ。せいぜいキスくらいにしといた方が、雰囲気を守れたんじゃ?
結末が、クマが人間になるのじゃなくて、○○が△△になってしまったのには、本当にびっくりしました。(ネタバレなんで伏せます。)


失われた子供たちの海岸
満足度★☆☆☆☆ お勧め度☆☆☆☆☆ [劇]

こちらは、モロッコの映画。今回の映画祭では、イスラムの特集をやっていましたので、そちらの映画もいくつか見ています。

正直言って、意味分からず。
未婚の娘が妊娠してしまって、それを隠し通すのが主なストーリーなんだけど。
どうやったかと言うと、母ちゃんが妊娠したことにして、村の人をだまします。で、成功しちゃいます。
あとは娘が、赤ちゃんを持って逃走という場面で終わります。

決して、コメディではないのであしからず。。。ところで、モロッコってどこにあるんだっけ???

なし
棺桶の中で宙返り
満足度★★★★☆ お勧め度★★★☆☆ [劇]

今年もやってきました、にいがた国際映画祭。普段目にかかりにく世界各国の映画を鑑賞ができるよい機会であります。
ここから、約10作品は映画祭での鑑賞作品です。
わたしの鑑賞作品1つめは、棺桶の中で宙返り。トルコ映画は、初めてです。
浮浪者のダメっぷりを永々と描きける中で、何かを訴えたいような、そんな感じの映画です。

映画としては悪くないんだけど。。。多分、豊かさの裏でこんな人もいるんだというのを訴えたかったのだと思うが、 結局何の結論も出ていなくて、観客に考えさせるという意味では有りだけどね。。。

なし
ラブストーリー
満足度★★★★★ お勧め度★★★★★ [劇/自] 公式ページ

「猟奇的な彼女」で、日本でも知名度を上げたクァク・ジェヨン監督の古典的なラブストーリー。あのおっさんが、これほど素敵な妄想が出来るとは、うむむむ。

基本的には、「猟奇的な彼女」のやり方をそのまま踏襲していて、ちょこまか笑わせながら、最後に、ほろりと泣かせる作り。 この監督は、自分の得意、不得意が分かっているだろうね、得意の構成で観客を楽しませてくれます。
「猟奇的な彼女」は構成など作りが雑だったけど、こちらはそういう点もなくて見やすい。

母娘の2役を演じるソン・イェジンは、制服がすごく似合うなかなかの逸材。韓国映画は、女優さんが総じてかわいい。
一方、男性の方は、あまりぱっとせず。それぞれ年をとり過ぎの感有り。

もともとの題名は、「The Classic」だったはずで、こっちの方が適している気がするんだけど、どうして変えちゃったのだろう? 「ラブストーリー」だと、漠然としすぎていてよろしくないかと。

純粋に映画をはまり込める人には、お勧めです。私は、前半部のジュヒとジュナが惹かれていく辺りに、うらやましく思ったよ。
忙しくて、映画見るのを3月ほどやめていたけど、また色々見たくなってきました。



Copyright (c) 1996- Tomonori Tomatsu. All rights reserved. ( Except for the wallpaper. )
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