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2005年 映画の感想 その2

地上満歌
満足度★☆☆☆☆ お勧め度★☆☆☆☆ [レ]

1997年の作品。イ・ビョンホン、シン・ヒョンジュンの昔の姿が観れる。
まだまだ黎明期の作品で、若い彼らの姿を観れるくらいしか、面白みはない。

シン・ヒョンジュンの過剰な演技はあきらかにやり過ぎ。ひく。

劇中に映画のポスターなどが多数登場するのだけれど、権利をきちんと確保していないらしく総じてぼかしが入る。ひどい。


チャ・テヒョンのハッピー☆クリスマス
満足度★☆☆☆☆ お勧め度★☆☆☆☆ [レ]

原題はハッピー・エロ・クリスマスだったと思ったが、「エロ」という単語で印象が変わるからやめたのだろう。 実際のところ、それほど下品な内容ではない。むしろ、健全な内容だ。

テンポが悪いのと、変なところに明らかにCGと分かる不自然な絵を持ってきて萎える。見てて、面白くない。
チャ・テヒョンはいつも通りの冴えない好青年を演じていて、よくも悪くもハマっている。
ヒロインのキム・ソナの配役はちょっと疑問。チャ・テヒョンより年下の方が絵面的によかったのではないか? むむ、そうすると、ヤクザのオッサンに惚れられるというのは、ちょっと無理があるのか。。。


さて、この映画とは直接関係ないが今年の日本市場における韓国映画について、ちょっと書きます。
昨年末に「韓国映画はこのままブームに乗って行けるかな?」と書いたのですが、結果としては万々歳。
「四月の雪」と「私の頭の中の消しゴム」が今までの記録を超えてヒットし、ドラマだけでなく、 映画もイケそうなことにメドがついた。 特に「私の頭の中の消しゴム」はオバさん以外を取り込んだ結果のヒットだったようで、 韓国映画も内容によっては一般受けすることが証明されたのではないか。
今後も数年は、興行収入30億程度の作品が年に1、2本見込めそうな雰囲気で、よかった。

来年は、今のところ「台風」、「デイジー」、「ナンパの定石」辺りがヒットしそうな気がする。
特に「ナンパの定石」はかなり面白い映画のようで、ロングランしそう。「猟奇的な彼女」的なハジケ感が匂います。個人的にも早く観たい。
今年は、ソン・イェジンが日本での知名度を一気に上げましたが、来年は更にアップしそう。チェ・ジウ並みになるのでは?。
男優陣は今のところ、ブレイクしそうな人はいない。あえて言うなら、チョン・ウソンかな。


愛人 新イエローヘア
満足度☆☆☆☆☆ お勧め度☆☆☆☆☆ [レ]

ほぼ単なる色物映画。一応ストーリーはあるけど、俳優陣が酷過ぎて見る価値はない。ストーリーも重過ぎて気分沈む。


親切なクムジャさん
満足度★★★★☆ お勧め度★★☆☆☆ [劇] 公式ページ

パク・チャヌク監督の復讐三部作と呼ばれている最終章。それぞれが独立しているので、別に順番にみる必要はない。

前半は変わった雰囲気を持つ、ちょっとオシャレな映画に仕上がっているが、被害者全員に復讐をさせようとする辺りから あまりに非日常な展開になってしまい、笑えた。
何かいろいろと力を入れ過ぎて、収集が付かなくなっている印象を受けた。最後のケーキに顔を突っ込むシーンも、あまりに安易すぎないかしら。

主演のイ・ヨンエはさすが。旧2作の出演陣がちらちら出てくるのは、ちょっととした楽しみ。


8月のクリスマス
満足度★★★★☆ お勧め度★★★★☆ [劇] 公式ページ

有名な韓国映画のリメイク。8があちらは漢字表記だが、こっちは数字になっていますね。
基本的な作りはオリジナルと一緒。変わったのは舞台が日本になったのと、ヒロイン役の職業が警官から先生に変わったのが大きいところかな。

山崎まさよしの演技は秀逸だったが、関めぐみの演技がzzz。オリジナルのシム・ウナと比べるとどうしても落ちる。
挿入歌に違和感があったのが、わざとらしい。何故だ。

いい映画であったが、通行人が写っているシーンがあったり、もう少し細部をつめればもっとよくなっただろうに。


女は男の未来だ
満足度★☆☆☆☆ お勧め度★★☆☆☆ [劇] 公式ページ

ラブコメかと思って観始めていたのだが、「気まぐれな唇」のホン・サンス監督作品なのね。

だらだらと昔の女が忘れられない男二人と、そんな彼らに流される女。あまりにリアリティがあり、 僕にはつまらないだけだったが、こういうのが好きな人もいるだろう。

ユ・ジテは体重も増やし頑張っていたようだが、まだこの手の映画は早いだろう。絵から見える印象は役に立たない木偶の坊といったところ。
ソン・ヒョナも、美貌を生かすような役どころの方がよくないか?


恣女木 (マーニム 愛の嵐)
満足度★★★★☆ お勧め度★★★☆☆ [レ]

韓国の古い映画。
名家の跡継ぎが出来ず、それに巻き込まれた女性たちの悲劇。酷い話である。

お金が掛けられないのかチープなんだけれど、出演陣の迫真の演技で、画面に釘付けになる。
主演の女性二人は、いわゆる色白の韓国美人。そして、やたらと泣け叫び、露出シーンが多い。典型的な日本に入ってきている一昔前の韓国映画ですな。

なし
8人の女たち
満足度★★★★☆ お勧め度★★★★☆ [レ] 公式ページ

殺人事件をきっかけに、女たちの本音現れ、化けの皮が剥がれていく。そんな怖い内容の映画だ。
女性の怖さが満載な映画であり、人生は理想ばかりではないということに気づかされる。

美女・元美女が共演する豪華な出演陣。箱物の映画で、会話で魅せていく内容だがなかなか面白い。
またときどき挿入される出演陣それぞれの歌、踊りも見どころだ。

個人的には、ヴィルジニー・ルドワイヤンのピンク色のフンワリとしたスカートと時々見える白いスコートにはまってしまった。
エマニュエル・ベアールのメイド姿ももL。


金日成のパレード ~東欧の見た"赤い王朝"~
満足度★★☆☆☆ お勧め度★★☆☆☆ [レ]

北朝鮮の様子を綴ったドキュメンタリー映画。しかし自由に撮ったわけではないようだが。

普通の映画ではなく、エンターテイメント性は皆無。これをどう思うのかどうのが重要だと思う。
我々の感覚だと、パレードなどはいやいややらせているのかと思うが、彼らに取ってはそうでないのだろう。そのように教育され当たり前なのだ。むしろ幸せなのだ。


テイキング・ライブス
満足度★★★☆☆ お勧め度★★★☆☆ [レ]

アンジェリーナ・ジョリーがセクシーなFBI捜査官となって、難事件を解決していく姿を描く映画だ。雰囲気は「ボーン・コレクター」に少し似ている。

悪くはないんだけれど、地味な内容。犯人が殺害した人になりきって人生を乗っ取るというアイデアはあるけど、 それ自体は映画の途中で観ている側にはバレてしまうので、驚きには繋がらないだよな。。。

「24 TWENTY FOUR」のキーファー・サザーランドもホントちょい役ながら出てきます。あっさり死ぬけど。


トゥー・ウィークス・ノーティス
満足度★★★★☆ お勧め度★★★★☆ [レ]

ヒュー・グラント、サンドラ・ブロック共演のラブコメディ。ニューヨークが舞台のおしゃれな映画だ。
ヒュー・グラントは憎めない色男をやるとホントお似合いで、嫌みのいい男を演じる。

展開上、出会ってから仲良くなるまでが全く省略されてしまい、ラブコメとしては異例の流れではないか。 そのせいか、全体的に盛り上がりに欠けてしまう映画になってしまっている。
もちろん、ラブコメの専門家が共演している以上、充分面白いかったけどね。


機動戦士Zガンダム II -恋人たち-
満足度★★★☆☆ お勧め度★★☆☆☆ [劇] 公式ページ

新訳Zガンダムの2話目。残り1話だな。

今回はかなりの駆け足感があって、見た後はぐったり。Zガンダムを知っている人じゃないとついていけないだろうし、 知っている人にとっては、見逃せないシーンの連続で疲れると思う。上映時間が1時間半強程度しかないけど、2時間フルに使ってもいいんじゃない?

前作でも言われていたTV版の絵の使い回しはかなり減ったようだ。この勢いだと、3話目はほとんど新しい絵で置き換わるのではないか?
声優の変更も色々言われていたが、フォは違和感なかったが、サラがちょっと変な気がしました。

何やらアムロが宇宙に上がるのでは?という噂もあったが、やっぱりそんなことはなかった。新訳とは言ってもほぼ単純なダイジェスト版と 言っていいだろう。3話目のラストがどうなるか気になるところだが、何か変わるのだろうか。


私の頭の中の消しゴム
満足度★★★★☆ お勧め度★★★★☆ [劇] 公式ページ

日本のドラマ「Pure Soul 〜君が僕を忘れても〜」が原作のラブストーリー。若年性のアルツハイマーとなってしまうスジンと、それを支えるチョルスによる切ないお話。
年初から盛んに宣伝していたわけだが、ようやく公開されましたね。この映画が、今後の韓流がどうなるかを判断するいい材料となると思うが、はたしてどうなるか?

単なる純愛物と思いきや、意外な暴力シーンがありちょっと引いたが、しっかり作られているいい映画である。
スジン演じるソン・イェジンは、お得意の病気にかかってしまう役で、はっきりいって超おハマり。
チョン・ウソンは荒々しい男をやっているけど、かっこいいねぇ。彼はどうもUSENがプッシュしているようだがどうなることやら。


2046
満足度★★☆☆☆ お勧め度★★★☆☆ [レ] 公式ページ

豪華な出演陣と長い撮影期間で話題を振りまいた作品。近未来SF世界と少し前の香港が交錯する少し難解な映画だ。

僕は董潔が目的で見たのだが、彼女の出番はわずか。日本の公式サイトでもトップページは名前が出てこないじゃないか。。。
早熟な妖しい色気を持つ少女役をやっているのだが、差し込む日光を浴びて、ベットで転がりながら飲み物を飲むシーンはすごく官能的。

様々なビックスターが出ているが、まず目立つのはチャン・ツィイー。トニー・レオン演じる主人公に片想いする役を演じているが、 体を許しても素直になれない演技が超うまい。さすがである。
主人公演じるトニー・レオンも、男気ある渋い演技をしていてかっこいい。

個々のエピソードはそうでもないけど、全体的なストーリーはちょっと分かりづらく、 基本的には映像美を楽しむ系の映画なのかもしれない。
少しだけ「ホテル ビーナス」に似ている気もした。


欲望
満足度★★★☆☆ お勧め度★★☆☆☆ [レ]

恋人の出会いから別れまでを赤裸々に描いた作品。こちらも韓国映画。そろそろ飽きてきた感じもするけど、まだまだ私の見ている韓国映画率は高いなぁ。。。

それほど予算がかけられていない様子のこの作品。出ている俳優陣も初見の人ばかり。 実際のところ、ヒロイン役のキム・ソヒョンは「オーバー・ザ・レインボー」などいくつかの映画に出ているみたいなので、 初見という事はないみたいなのだけど、記憶には残っていないなぁ。映画のテーマ自体が一般人の日常生活を切り取ったような話なので、 スター性を醸し出すような人でない方がよかったのだろうて。

話が逸れてしまったが、映画の内容は恥ずかしくなるくらいのリアル感がある。付き合ったばかりのラブラブな様子や、倦怠期を迎えた二人のおざなりなセックス。。。 細かいところも凝って?いて、例えばセックスの時に膝が赤くなって痛いとか、あるある!という場面がいくつかある。

最後のお別れのシーンでお互いのことを忘れないように最後のセックスをするところは、なんだか見てて悲しかったな。

こんな映画を見て、自分の身に置き換え今度から直さなきゃと思うのは、まだ彼女を好きだからだろう(笑)。
なんか単なるエロいだけの映画みたいな感想になってしまいましたが、そういうこともないのでご安心?を。


情愛(結婚は狂気の沙汰)
満足度★★★★★ お勧め度★★★★☆ [レ] 公式ページ

結婚をテーマした映画だと思うけど、僕にはそれを超えて、主人公二人の大人になった不自由さが感じ取れて切なかった。
宣伝自体はエロが売りっぽくなっているけど、実際見てみれば好みは別として、きちんと作られていることが分かるはずだ。
個人的には、今年見た映画の中では五本の指に入る満足度だ。

惹かれ合っているにも関わらず、結婚観だけが合わない為に、ヒロインのヨニは別の男と結婚してしまう。 しかし、結局お互いのことが忘れられずに、週末は二人で会う二重生活を続けてしまう。。。

ジュニョンとヨニ、お互い好きなのに結婚という制度があるが故に、現実の社会の中では認められない関係になってしまう。
新婚旅行のシーンや週末のジュニョンの自宅でのシーンなど、窮屈な日常を離れて、悲しいほど二人は楽しそうにしていて 見ていて切なかった。

ヨニの手作りの誕生日ケーキに感極まって、ジュニョンが後ろからそっと抱くシーンがある。ジュニョンはこの時、 彼女を別の男と結婚させてしまったことを後悔したのかなと思った。
ヨニが写真を撮り続けていた理由が僕の中では消化出来なかったけれど、いつか来る別れに備えて思い出を取って置きたかったのだろうか。

ヨニ役のオム・ジョンファは確か歌手としての方が有名だけれど、この映画の中では自然な演技がよかった。 映画の中ではとびきり美人というわけではなかったけれど、色気とかわいさを兼ね備えた大人の女性を演じていた。


シン・シティ
満足度★★☆☆☆ お勧め度★★☆☆☆ [劇] 公式ページ

ハリウッド発の荒々しいアクション映画。男は黙ってぶん殴れ!って感じの映画だ。

すごく特徴ある映画で、まずは白黒映画である。ただ昔の白黒映画ではなくて、コミックみたいな感じのもっとはっきりした濃淡がある映像になっていて、 血や女性の瞳など、一部のものには色が乗っています。ここらへんは全部コンピューターで処理したのでしょうね。 確信ないが確かアメコミが原作のはずで、その雰囲気を出したかったのではないだろうか。
ストーリー自体は、3つに分かれていて、基本的にはそれらは別々のお話である。3つの話に共通しているのが、男気である(笑)。
男はたとえ無茶な事だと分かっていても、黙って女性を守り、悪いものを力づくで倒す(そうとする)。そんな精神溢れる映画だ。

暴力シーンや残虐シーンがきつ過ぎて、正直引いた。独特な映像も始めは目新しいが、決して見やすくわけでもなく、疲れる。
少なくとも、教育委員会推薦は貰えそうにない荒々しい映画でした。


彼女を信じないでください
満足度★★★★★ お勧め度★★★☆☆ [劇] 公式ページ

僕が好きなタイプの、ドタバタしたラブコメ映画でした。キヌ・ハヌル、カン・ドンウォンが主演。

ラブストーリーが軸なんだけど、家族の暖かい愛情や田舎のゆっくりと流れる時間なんかが、多少過剰に詰め込まれている。 ここらへんの何でも詰め込んでしまえ的乗りは、すごく韓国映画っぽいけど、 この映画はぎりぎりのリアリティとテンポの良さでなんとか持たせている。

今までキヌ・ハヌルは僕に取っては今ひとつぱっとしない女優に見えて、どうして人気があるのか理解できなかったが、 この映画は彼女のポップな魅力で満ちており、見直した。彼女は詐欺師役だがキュートな笑顔を見せられると、どうしても憎めないものだ。
カン・ドンウォンは初主演らしく控えめな印象だけど、まあ無難にこなしていたかな。

この映画の魅力の一つが、周りを囲むヒチョルの暖かい家族。ちょっとリアリティには欠けるけど、それぞれ個性豊かな風貌、性格でいいスパイスに なっている。
また舞台がど田舎というのも、都会を舞台にしたオシャレな映画とは一線を画していると思う。 何回か劇中に出ている風景はのどかな感じで落ち着く。

まあ雑な面も目立つけど、ラブコメが好きな人にはお勧めだ。


四月の雪
満足度★★★☆☆ お勧め度★☆☆☆☆ [劇] 公式ページ

ペ・ヨンジュンが出ているという事で、日本では大注目されていたが、この内容では韓流の最後の大花火か?

僕自身はホ・ジノ監督の作品が好きで、この映画もすごく楽しみにしていたのだが、これどうだろう。
全編に渡って、ペ・ヨンジュン演じるインスにどうも感情移入が出来ないのだ。特に妻を捨ててまでソヨンを選んだだけの理由が見えなかった。 僕は見ていた時、ソヨンが病院を離れる場面で、インスが一人で泣き崩れたところの意味が分からなかった。 このシーンでペ・ヨンジュンは泣き始めてすぐに顔を伏せ表情を隠すが、これではダメだ。もう少し表情を見せるべきだった。

ソン・イェジンの好演は光るが、年齢的にペ・ヨンジュンにはちょっとあわない感じ。下着シーンを見る限り、彼女は着やせするタイプだな。
左肩にやけど(?)の後があったのだが、どうしたのだろうか。


下女
満足度★★★☆☆ お勧め度★★★☆☆ [劇]

1960年製作の韓国映画。白黒映画を見たのは久しぶりだ。
長岡アジア映画祭で鑑賞させてもらいました。2005年にもなって、韓国の白黒映画が見れるとは、関係者の皆様に感謝、感謝。

韓国では姦通罪という浮気に対する処罰があったはずで、そんななか下女を食っちゃたりするお話を映像化するのは、当時としては衝撃的だったのかな。
あと最後にスクリーンから登場人物が話しかけてくるのも、わたしには新鮮。

子役であのアン・ソンギが出ているのも、今となっては見どころの一つかもしれません。 あっさりこの映画から退場していましたが、かわいい坊やでした。

なし
タッチ
満足度★☆☆☆☆ お勧め度★☆☆☆☆ [劇] 公式ページ

人気漫画の映画化。やはり、独特の空気感は再現できず。。。

やはり、あだち充の漫画を実写でやるのは無理がある。さらにたった二時間でまとめようというのも無理がある。
南を主人公にしているのだけれど、彼女ってどっちかっていうと受け身の存在だったからそれ自体、向いていない。

せめて3部作くらいにして、達也役にもっとまともな俳優を割り当てれば、違ってきただろうに。
原作やアニメが好きな人ほど面白くないだろうて。

長澤まさみも主役のわりに登場シーンが少なくて、残念だ。制服姿や家着姿とかは、とてもかわいかったが。

色々思う通りに作れなかったけど、なんとか2時間持たせてみましたという程度の映画でした。むむむむ。。。


マルチュク青春通り
満足度★★★★★ お勧め度★★★★★ [劇] 公式ページ

クォン・サンウ主演の題名通りの青春映画。
期せずして、彼の出演している映画はすべて観ているが、この映画が一番でないか?彼が思い入れがあるのもよく分かる気がする。
韓国的な熱い殴り合いと胸がキュンとするような恋のお話が、ごちゃ混ぜになっていていい感じ。若い頃をきっと思い出すはずだ。
あのころは理由もなく、情熱を傾けることがあったな。

ヒロイン役のハン・ガインは初めて知ったけど、優しい雰囲気を持つかわいい系の女優だ。 ソン・イェジンと多少キャラが被るけど、こちらは不幸役は似合わない感じ。残念ながら、既婚ということらしい。


霊 リョン
満足度★★☆☆☆ お勧め度★★☆☆☆ [劇] 公式ページ

キム・ハヌル主演のホラー映画。
韓国映画でよくある感じの雰囲気、内容で新鮮味が感じられない。
キム・ハヌルはよくやっていると思うが、この程度の映画で出る必要はなかったのではないか。演技の幅を広げたいということか?


恋する神父
満足度★★☆☆☆ お勧め度★★☆☆☆ [劇] 公式ページ

クォン・サンウとハ・ジウォンのラブコメ。
いわゆる”軽い”映画で、出演陣目当ての観客を当てにした映画か?

結局、自分の夢を捨ててしまうギュシクの行動に説得力がなく、最後の盛り上がりに欠ける。
クォン・サンウはこういうコメディは全く向いていないと思うのだが。。。


ミシェル
満足度★★☆☆☆ お勧め度★★☆☆☆ [レ]

オドレイ・トトゥ主演の映画です。
ラブコメ+宗教を皮肉った感じのニヒルな内容はいかにもフランス映画っぽい。 とは言うののそんなに宗教に詳しくない僕には分からないネタばかりで、多分笑う場所を逃している。基本的に、日本人には合わない内容な気がします。

始めの方の場面がチラチラっと変わっていくのはなんなんだ?


友へ チング
満足度★★★★☆ お勧め度★★★★☆ [レ]

こちらも韓国映画。韓国内では、空前の大ヒットを記録した映画である。
ユ・オソン、チャン・ドンゴンの二人が共演しており、男の魅力を絶妙に演じている。

韓国人にとっては原風景なのか、格別な感情も頂くのだと思いますが、 それ以外の人が見ても充分楽しめる映画だと思います。なんだかコメントがまとまらないな。。。


李朝女人秘話 紅桃
満足度★★★☆☆ お勧め度★★★☆☆ [自]

一重の美人が主役のちょっと古めの韓国映画。芸をして各地を流浪する踊り手集団を背景に、恨や情を描く。

日本人が見てもあまり面白くないと思います。こういう映画は、韓国に生まれ、育たないと本当の意味での理解は出来ないのでしょう。
これを見るなら、「風の丘を越えて」の方がオススメである。


天国からの手紙
満足度★★★☆☆ お勧め度★★☆☆☆ [レ]

メロ系。原題は、「火星に行った男」。

キム・ヒソン嬢は、相変わらずの美貌で男を惑わせるなぁ。
彼女演じるソヒの我侭さにちょっとついていけない。そのせいで後半の泣けるシーンに感情移入できない。


陽が西から昇ったら (日が西から昇るなら)
満足度★★★★★ お勧め度★★★★☆ [自]

1998年公開のメロ系。
日本未公開作品なので、邦題が揺れていて「日が西から昇るならば」とか「陽が西から昇れば」って題される事もあるみたいですね。

コ・ソヨンの美貌と、イム・チャンジョンの普通っぽさがよい。
題名の通り、ありえねーっ!っていう話ですけど、ほのぼのしていて見終わった後にハッピーな気持ちになれます。僕の好きなタイプの映画だ。

07/02/01追記:邦題「陽が西から昇ったら」でDVD化されたようだ。


ナチュラル・シティ
満足度☆☆☆☆☆ お勧め度★☆☆☆☆ [劇] 公式ページ

「ブレードランナー」の韓国風にアレンジした感じの映画。

個人的にはやっぱりSFは白人なイメージがあって、どうもきな臭い印象をもってしまう。
個人的な先入観を抜きにしても、前半部の超説明不足な展開についていけません。寝ました。
アクションシーンだけはまあまあだったけど。

主役はユ・ジテなんだけど、この人は何でもやるなぁ。


リンダ リンダ リンダ
満足度★★★★★ お勧め度★★★★★ [劇] 公式ページ

新しい感覚の青春映画。これは傑作。

主役の4人を含め脇役までもが、見事に立っている。それぞれに個性があり魅力が感じられる。
ペ・デゥナはアップのシーンなど年齢的に厳しい場面もあったけど、さすがに貫禄があるというか存在感は抜群。加えてバンドのリーダー役の香椎由宇も、 一見クールだけど実は優しいという役どころを好演。
あと多分バンドの4人はホントに仲が良かったのだと思います。スクリーンからそういうほのぼの感が滲み出ている。

山下監督の演出も面白い。見る前はもっとスピード感のある映画なのかと思ったけど、まったりしていて、いい間を作り出している。
また登場人物の内面を深く描かないでさらっと流した辺りや、ラストシーンを変に盛り上げ過ぎにした辺りなど、 中途半端さが、見る側に想像する、一緒に体感する余地を残している感じがしてよい。

出演陣が見事にハマり、監督の演出もハマり、こういう理屈を超えた面白さを持つ映画はなかなか見れない。

内容とは関係ないが、残念ながらマーケティングがよくない気がする。宣伝を見ていてもこの映画の魅力は伝わっていないし、 コメディなのかとも思えてしまうし。これだけの映画がわずかな人にしか見られないのは、もったいない。


大変な結婚
満足度★★☆☆☆ お勧め度★☆☆☆☆ [劇] 公式ページ

韓国のコメディ映画。日本人の感性だと笑えない場面もちらほら。

コメディという事で、突発的なエピソードや強引な展開には目をつむるとしても、 チョン・ジュノ演じるはめられた側のデソが、ヒロインに惹かれるようになったきっかけはもっときちんと描かないとダメだ。

最大の問題は、キム・ジョンウンが僕の趣味でないところか。(笑)この内容だと妹系のかわいい系の女性がよかったのでは?


至福のとき
満足度★★★★★ お勧め度★★★★★ [レ]

チャン・イーモウ監督の「幸せ三部作」(というらしい)のラスト。
優しい嘘がいっぱい散りばめられていて感動する。リアリズムという点からすると、そりゃ気づくだろと思う場面も多いが、 そういう突っ込みをしながらみると、きっとこの映画はつまらない。
「初恋の来た道」のチャン・ツィーに続いて、監督に発掘されたのは、ドン・ジエ(董潔、董+三水に吉)。「最後の恋,初めての恋」の妹役ですね。
ぶっちゃけ、この映画は彼女の魅力によって支えらているところが大きい気がした。
ドン・ジエ、いいね〜。


不朽の名作 (A Masterpiece in My Life)
満足度★★★★★ お勧め度★★★★☆ [自]

生活のためにポルノ映画を撮っている男性と、ゴーストライターとして苦悩する女性の恋を描いた作品。
題名の「不朽の名作」はそれを作るのが男性の夢であり、その映画の内容と実際の二人の心情を絡めつつ、 ストーリーが展開して行く。

極力、言葉を抑制して情景や間で心情を語っていくやりかたは、僕好み。個人的には非常に満足。
ヒロインのソン・ユナは、「ジェイル・ブレーカー 」のヒロイン役です。この映画では大変に清楚な印象を受けます。
パク・チュンフンの演技もよかった。

なし
人形霊
満足度★☆☆☆☆ お勧め度☆☆☆☆☆ [劇] 公式ページ

人形に宿るとされる生霊を用いたホラー。ストーリーは悲しい。
怖さという点では超王道な演出で新鮮みに欠ける。正体不明な男が監禁されているという謎も隠されているのだけれど、説明が足りなくないか?

主役のキム・ユミが合っていない気がする。雰囲気がボーイッシュ過ぎて、ホラーっぽくない。
「子猫をお願い」のオク・ジヨンが久々に映画復帰。「リザレクション」のイム・ウンギョンは相変わらず不思議系な少女だ。


おもしろい映画(Fun movie)
満足度★★★★☆ お勧め度★☆☆☆☆ [自]

韓国映画のパロディ映画。「シュリ」をベースに、「猟奇的な彼女」、「チング」など数多くの映画のパロディが登場する。
韓国映画を知っている人なら笑えるのだけれど、知らないとなんのこっちゃという感じだろう。パロディが作られるほど、 韓国映画が充実してきたという事か。

なし
サプライズ
満足度★★☆☆☆ お勧め度★☆☆☆☆ [自] 公式ページ

いかんともテンポが悪いというか、話が強引過ぎるというかで、面白さに欠けました。
題名の通り、随所に驚きがちりばめられているのだけれど、それらは見ている側にとっては既成事実ばかりで、驚けない。

「子猫をお願い」のイ・ヨウォンと「復讐者に憐れみを」のシン・ハギュンという組み合わせはアンバランスな気がした。


世界でいちばん不運で幸せな私
満足度★★★★☆ お勧め度★★★★☆ [レ] 公式ページ

訳の分からん邦題をつけてしまう配給会社にはゲンナリ。内容は独特の雰囲気を持っていてなかなかよいぞ。

この映画って、友達だと思っていた人をいつの間にか好きになってしまった。。。というのがテーマだと思いたい。
何を隠そう、僕の今の彼女はそういう関係だった人だから、なかなか素直になれないときもあったっけ。
自分の好きという感情が相手には冗談に聞こえてしまうような関係。親しいが故になかなか恋愛に発展しない事もあるね。

ラストのうやむやな終わり方は頂けなかった。



Copyright (c) 1996- Tomonori Tomatsu. All rights reserved. ( Except for the wallpaper. )
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