2006年 映画の感想 その1

お気に入りのチョン・ジヒョンが主演する恋愛映画。今度の彼女はおとなしいです。（笑）
内容はともかく、どのカットも画が非常にきれい。カメラを趣味にするものとしては、これは映像ではあるが非常にうらやましい。 自然の風景や、出演陣の姿など、どれも一枚の絵として成り立つものばかり。

一方、内容の方は、特に新鮮味のないストーリーで退屈である。 イ・ソンジェがあっさり死んでしまったのには驚いたが。彼って主役も張るレベルの役者だろ？

豪華な顔ぶれがそろった、とても澄み渡った感じの映画。冬の寒空に一人、寒いのだけれど心が洗われるような冷たい風を感じる時の感覚。

抑制の効いたテンションで、大人な映画なんだけれど、ちょっと盛り上がりに欠けるなぁ。
実際の恋愛においては、明確な答えが分からないこともあるけど、映画でそれをやるのもちょっとモヤモヤする。

バラバラになっている家族が、映画のために仲のよい家族を演じる姿を描いたブラックコメディ。

現実と映画の中の映画とが、ごちゃごちゃになって変わった内容の映画だ。
ちょっと難解だけど、現代の家族のあり方に一石を投じる映画だ。（いいすぎか。。。）

朝鮮戦争を舞台にした映画。
下級将校の婚約者（女性側）の視点を通して戦争の悲惨さを描いた内容だが、
最後の結論が、「侵攻されないように、軍事強化をしなくてはならない。」というのには、驚いた。

主人公のコブラッティ（だったと思う）が、荒々しい。今時、化石な荒々しさが逆に新鮮で微笑ましい。
ラストの工場で全く工員がいないのに機械が動作しているのが妙だった。全自動化されているのか！？

ちょい昔の男気を感じたい人にはおすすめだ。

「トロイの木馬」の説話で有名なあのトロイを舞台にした歴史スペクタル。

なんとも渋い内容で飽きる。もっと激しいアクションシーンがあるのかと思ったが、地味な戦いに終止。
やっぱりブラッド・ピットが出ているだけあって、一癖ある映画だった。

キム・ギドク監督作品。これはすごすぎだ。
いままでいくつかキム・ギドクの映画を見てきたが、これが一番いいな。

ともかく、圧倒的なパワーを感じる。彼独特の雰囲気が強くフィルムからにじんでいる。

題名にどんな意図があるのか分からないが、この映画が刑事ものです。

刑事ものの定番ですな。先輩と無鉄砲な若者の男二人が主人公、ちょっとした恋愛、課長がしぶくてかっこいい、軽く刺されるetc。。。

チャン・ジニョンが出ているということで、期待して観たが、あんまりよくないな。
日本のドラマ「２９歳のクリスマス」のリメイクらしいが、元ネタを知らないので比較はできなかった。

なんかねぇ、主人公の行き方がわざとらしくてダメだった。日本人としては、ちょっとネタとして古い。

見る側を騙して、最後のネタあかしでびっくりさせる系の映画。

ちょい強引すぎるかもしれないが、衝撃なストーリー。途中でだいだい分かるのだけれど、「やっぱそうなの！」と驚く。
実際にやってみたい。

ぱっと見はすごくいいのだが、ストーリーが難解すぎてついていけなかった。おしゃれな映像を楽しむにはいいが、もうちょい説明してほしい。まさに関口君状態。

劇場版Zガンダムの最終章。

結局はラストなんだと思うが、長い間しこりに残っていた残念な気持ちが晴れたようなそんな感じだ。
そういえば最後の安堵感がVガンダムに似ていた気がします。

導入部からして説明不足のまま、お話がドンドン進んでいく。
二人が惹かれるなった理由の説明も、遅過ぎ。ポカーン映画だった。

豪華ゲストの馬鹿騒ぎ映画。すげー面白かった。

まあ実際にあったらさぞかし酷いホテルだが、見てて面白い。細かいネタが満載で、どんな人も一度は笑えるだろう。
僕は酔っぱらってみたせいが、更に楽しめた気がします。

昨年トム・クルーズ主演でリメイクされた宇宙戦争のオリジナル版。

当時は盛り上がったのかもしれないが、CGなどで目の肥えた今の現代人にはちょっと厳しい。サンダーバードみたいな感じかな。。。
リメイク版と比べると、ストーリーもだいぶ違う。こちらは余計な話が多い気がする。

イラクの戦後に作られたという映画。

何かよく分からない内容だった。映画作りの様子と、その監督の苦悩、作っている映画の話などがごちゃごちゃになっている。
イラクは混乱を極めているということなのか。

タイのラブコメ。雰囲気は、インドの「モンスーン・ウエディング」に似てて、僕好み。
タイの田舎の雰囲気が滲み出ているようで（実際行った事がないので推測だが。。。）、すごく楽しい映画だ。

さて上映時期などを考えると残念ながら、DVD化されそうにないが、わたしが調べた限り、以下の情報を発見しました。 監督はなかなか有名な人っぽいので、タイ映画がブームになればDVD化するかもね。
英題は「Hello Countryside」。監督はタニット・チッタヌクン(Thanit Jitnukul)である。http://www.thaifilmdb.com/en/というタイ映画専門のサイトを発見。

今年もにいがた国際映画祭の季節がやってきました。いつも前売り券を買って、お得に観ているのですが、今回は買うのを忘れていた。。。

さて、「忘れえぬ想い」は香港の映画です。内容は恋愛モノの王道と言った感じでした。
やたらと気丈なヒロインを演じるのはセシリア・チャン。韓国映画の「パイラン」に出ていた方ですな。

男役が妙におっさんなのが気にならないでもないが、非常に泣ける映画でした。純愛モノに飽きている人を除けば、ぜひ観てみてほしい作品です。

ベトナム戦争に参加した小説家を中心に、戦争で狂ってしまった人々を描く。

韓国映画として、ベトナム戦争を扱ったのは初めて見た。 イ・ギョンヨンが演じた変になってしまった男は非常によかった。
構成として戦争自体が中心ではなく、その後での韓国での話になっているが、これもよい。

プロサーファーを夢見る女の子を描いた青春ドラマ。
サーフィンのシーンはすごくよく撮れていて、まるで自分がその場にいるような臨場感。また撮影方法もどうやって撮ったのか気になる。 基本的には、実際に撮影しているように見えたし。

話が少し小さくまとまり過ぎていて、盛り上がりに欠けるのが難点。

韓国現代史を元にしたフィクション。ただ結構実話ベースなんじゃないかなぁ。

韓国史を知っていれば、さらに楽しめたのかもしれないが、なかなか重厚なドラマが繰り広げられた。
権力の汚いところがもろに出てくるので、不快なところもあるな。しかし、この国はホントに一昔前までは強権的な国だったのだな。

韓国映画いつもの展開を見せる、ホラー映画だ。女子高生、親友の嫉妬、死なんかがいつもの如く登場。大して怖くはなく、多少の悲劇要素がスパイスかな。

ホラー定番の美少女達はもちろん登場。どちらかというと、きれい系が多いかな。
中でもパク・ハンピョルは、チョン・ジヒョンにびっくりするほど似ていますね。

一昔前の韓国映画。エロチックで、女性がわめきまくっている系。

難しい映画だった。時系列が微妙に交差しているのと、俳優陣の区別がつくまでに少々時間がかかってしまった。
よく分からなかったけど、なんかいい映画だなと思った。命の重さ、人の感情が感じられたのかな。

涙を誘う、切ない純愛ドラマ。チャン・ジニョン演じるヒジェはあまりに可哀想。

全編、静かな雰囲気で進んでいく映画で、僕の好みではあるが、彼らの行動に共感が出来なかった。
彼女の関心を得る為に玄関にヨーグルトを積み上げるところなど、常人の行動とは思えない。 「殺人の追憶」の容疑者役を演じたパク・ヘイルがこれをやるもんだから、ストーカーにしか見えないぞ。

せっかくなんで、チャン・ジニョンの笑顔ももう少し見たいところだったが、内容的には仕方ないか。。。

トム・クルーズの初期の出世作。今見ても面白いね。
もう二十年ほども前の映画だが、トムのツラが今とあんまり変わらない。やっぱり彼は年を取っているようには見えないな。

彼らしく？、どんなに困難でも危機的状況でもあっさりやり抜いてしまうのはこの映画でも同じだ。不死身のトムだ。

記憶が寝るたびに消えてしまう病気にかかった女性と、彼女に惚れ込んでしまった男性のラブコメ。軽快さとシリアスさが絶妙。

お話がご都合主義的なところもあるけれど、この映画の場合はこうして非日常な雰囲気で押し切ったのが成功でしょう。
ドリュー・バリモアとアダム・サンドラーの掛け合いを含め、スタップの楽しそうな雰囲気が映画から溢れていて、見てて楽しい。

ラブコメ、デートムービーですかな、それともイ・ドンゴンファン専用かな。

イ・ドンゴン演じる「B型の彼氏」のキャラ設定が酷過ぎる。借金まで作って、最後には彼女まで売ってしまって いくらなんでも「B型」だけで片付ける事は出来ません。
これらのことの解決が何もなく、ただ好きというだけで最後には元鞘に戻ってしまっては、二人とも何にも成長していませんね。辛口過ぎるかな。。。

内容とは関係ないが、新潟で2カ所で上映しているのに、何故、吹替版しかないのだ。字幕で見たいのですが。。。

過去を変更を出来る事を知ってしまった青年の切ない物語。変更は出来るのだけれど、 その小さな変更（バタフライエフェクト）のはずが思わぬ結果を生んでしまい、どつぼにハマっていく。。。そして最後には愛する彼女とも。。。

過去を行き交うお話が秀逸。素晴らしい。最初は軽い気持ちで見ていられるのだが、だんだんヤバい事になっていく様子に 引き込まれてしまった。

主演はアシュトン・カッチャー。「ジャスト・マリッジ」で旦那役をやっていた彼だね。かっこよく年を重ねていますな。

ちなみに「この世の果てで恋を唄う少女YU-NO」というアダルトゲームの傑作が、これと似たような世界観を持っておりオススメ。

面白い映画だったが、最後がまさかこうなるの？っていうオチで憮然。 こいつ途中で起きたら面白いよなとか、死後硬直していたら、手から外れないよとか言っていたら、最後に起き上がりやがった。

ウンチに手を突っ込むシーンは、マジでひいた。あの後、普通にしていられる彼はすごい。

妹系のご本尊？の実写化だが。。。

出来は酷い。「リンダ リンダ リンダ」の山下敦弘監督作品というのも、その落差に驚き。多分、金がなさ過ぎなのでは？俳優陣も素人レベル。
もともとエロアニメがもとだけに、露出も激しいのには要注意。（というか女とは見ないか。）

大海に置き忘れたら。。。という話。どうやら実話らしい。

シチュレーションからして、自分の身に起きたら超イヤなことで、それだけで怖い。
「ジョーズ」なんかと違って即死というわけではなくて、じわりじわりといたぶられ続けて死んでいくのはイヤだ。そっちの方が怖い。

低予算でやるというのも狙いだったと思うが、俳優陣にもう少しお金を掛けてもよかったのでは？特に脇役なんてね。

おしゃれな映画ではあるが、単なるラブストーリーではない気がする。賛否が別れそうな内容だ。単純ではない。
嘘と真実が絡み合って、結局どれが本当なのか分からなかった。
人間の関係なんて嘘で出来ているということなの？それならとても悲しい。

よく言われているように、ナタリー・ポートマンがとても頑張っていた。

素晴らしい。今まで自分の中に出会えてよかったと思う映画がいくつかあるが、これもその一つになりそうだ。

セクハラに対して一人立ち上がっていく話であるが、いわゆる裁判モノとは異なり、家族愛などに重点が置かれたヒューマンドラマだ。
主人公演じるシャーリーズ・セロンの演技が素晴らしい。極悪な職場環境や子育てに追われるなかで、子供の笑顔に癒される様子など、 すごくいい。さすが賞を取っただけの事はある。

実話に基づく話だけあって、リアリティ感が高い。女性の権利がまともに保護されだしたのは、実態としては結構最近なワケであって、 この頃の女性が一人で暮らしていくという事は、相当苦労したのだろうと思う。彼女は偉い。

単なるホラーと思いきや、実際は輪廻を絡めた悲しい恋物語。

話がややこしすぎて、ついていけない。もう少し、分かりやすく出来ないのか。作りも雑で観る必要性は感じられない。

往年の「キング・コング」のリメイク、、、らしいが、私ぐらいになるとオリジナル版を知っている人は少ないのでは？
お金を払って、大暴れする巨大ゴリラを観るのも気が引けたが、以外と評判がいいので拝観してみました。

ゴリラの表情が豊かなのに、好印象。ただの猛獣かと思いきや、そういうワケでもないらしい。
全体的に、圧倒的なスケール感でわくわくして3時間の上演時間を感じさせない。

アンがキング・コングに抱いて感情の種類がはっきりと描かれてないが、多分単なる好意だよね。恋愛感情ではないと思った。